Dictionary
エクストリーム・サボタージュ†
エクストリーム・サボタージュとは、会社や学校、時には家族をも欺き、いかにして課せられた義務・課題を回避するかを競うエクストリームスポーツの一種である。
本競技は仕事や授業、庭掃除などの家事など等をどんな嘘言い訳で回避するか、及びその事前・事後対策を採点する競技である。基本的に、サボりたい気持ちさえあれば誰でも参加できる敷居の低いスポーツである。本競技に参加することで一時的に苦難を回避することはできるが、常連になればなるほど、本競技に参加できなくなるという特徴を持つ。
禁止事項†
お母さんに嘘をついてもらう。
- 学校及び教師を対象にする場合、お母さんにねだって頼んでお願いして嘘をついてもらうのは反則。ズルいから。但し対象に親が含まれ、親を騙して連絡させる行為はこの限りではない。この場合、外出できない・ゲームも漫画も禁止される等、参加者にある程度の拘束が発生することも。
嘘が現実になる。
- 例えば「風邪をひいてしまって……」などと嘘をついたのに、本当に風邪になった場合、これはもうサボタージュじゃないからだめ。ちゃんと療養して下さい。但し、前日に水風呂に入る、冷房いれっぱなしで裸で寝る等、サボるためにわざと風邪になったなら仕方ない。
期限のある仕事や宿題などをサボる行為
- 迷惑だよ。やめようね。
得点及び技の一例†
以下に記載される得点及び技は一例である。参加者及び対象によっては得点が変動するものもあるので注意が必要。
第一ステップ
対象にサボる旨を連絡する。このときについた嘘によって得られるポイントが変わる。
「す、すみません……風邪ひいてしまって……」 (5点)
- 本競技参加者の多くが使用する技。但し、この技は相手にバレバレである。
「(身内及び知り合い)の葬式に行かないといけないので……」 (10点+α)
- この技もやはり多く使用される技である。どんどん殺していこう。この技派生として「四十九日が……」も狙っていこう。
何も連絡しない (20点)
- 社会人がこれをやると職を失う危険性がある。ほとんどの参加者が罪悪感に押しつぶされそうになり、最終的には前述の技を使用することになる。
上記の技は自分への家族の無関心によって可能であるから、母親の「ちゃんと学校行きなさい!」といったおせっかい極まりない妨害があると、家族をも欺く必要が出てくる。
仮病を使う (10点)
- 頻繁に使われる技であるが、学校や会社とは違いすぐそばに監視の目があるため、病気と偽ってしまったが故に、自由な身動きが取れなくなってしまうデメリットがある。だが、これはかなりの演技力を必要とするので、高い演技点を得ることが出来る。
行ったふりをする (10点)
- とりあえず着替えて、身だしなみを整え、「いってきまーす」と言って外に出る。これで母親の煩わしい妨害から脱出できる。父母とも共働きをしていれば、外出したのを見計らって家に帰る「ベイカント・リターン」という技が可能である。しかし、母親が専業主婦だったりするとそれは出来ないので、家でのんびりとはいかない。外に出て得点を稼ごう。
「(宿題)やってきたけど忘れました。」 (失格)
- 一見サボタージュによく使われる手段のように見えるが、この言い訳をしているときは学校に登校している。よって失格。
ストライキ (失格)
- 一番まともに見えるが、チームプレイな上リスクを伴わない(場合によってはロックアウトなどはあるが)ので失格。ただし、正当な手続きを踏まない自主ストライキ、すなわち山猫ストは20点となる。