エロ本机の上戻し(えろほんつくえのうえもどし)とは、日本の有名な妖怪である。
この妖怪はエクストリームスポーツの一つであるエロ本隠しを敢行中の男子中学生もしくは高校生の部屋に現れ、隠していたエロ本を主に机の上に戻し、帰宅したばかりの思春期の少年にこれ以上ない文字通り血の気が引く恐怖を与えることでよく知られている。エロ本隠し四段の達人でも机の上に戻される事があるため対応策は無いに等しい。しかし一人暮らしを始めるとこの妖怪は現れなくなり、別の妖怪が出没するようになるという。女子中学生の部屋にこの妖怪が現れたという報告はいまだに無いと思われていたが、女子中学生が腐女子である場合、まれに出没することがあるらしい。
エロ本を置かれる場所はベッドの上、本棚、果てはリビングのテーブルの上など様々であるが、自室の机の上が最も頻度が高いためこの名称となっている。
「妖怪エロ本机の上戻しの正体は家族ではないか?」との憶測もあるが後述の理由により否定されている。
「妖怪エロ本机の上戻しの正体はお母さんではないか」と俗説でよく言われているが、
などの理由により否定されている。 また、前提として女は空想上の生物なので、この説の有効性は限りなく皆無に等しい。 よって、妖怪の仕業と考えるのが妥当である。
これもお母さん説の次によく言われている俗説だが、父親が発見した場合には「ほほう、タカシはこういうのが趣味なのか」「お前もオトナになったなあ」などと声をかけるのが粋な父親であり必然であるため、机の上に置いたりする理由が無い。よって、妖怪の仕業と考えるのが妥当である。
妹がエロ本を発見した場合には、顔を真っ赤にして蒸気を吹き上げながらなるべく見ないように元の場所に戻そうとするため、位置が多少ずれることはあっても机の上にそのまま置かれることはありえない。しかしそもそも妹とは前提として空想上の生物なので、この説の有効度は限りなく低く、よって、妖怪の仕業と考えるのが妥当である。
姉が発見した場合には、帰宅と同時に即刻「あんたこういうのが趣味なんだ?」と言いながら目の前でエロ本をひらひらさせるため机の上に放置されることはありえない。しかしそもそも姉とは前提として空想上の生物なので、この説の有効度は限りなく低く、よって妖怪の仕業と考えるのが妥当である。
普通、男兄弟(特に弟)が丁寧に隠したエロ本を発見できるほど鋭いとは思えないし、万が一発見したとしても自室でこっそり堪能したあと、自分が使用したことがバレないように元の場所に戻しておくであろう。わざわざ机の上に置いて「ごちそうさまでした」など、絶対にあり得ない。と言うかそのあとの報復が怖い。よって、妖怪の仕業と考えるのが妥当である。
心配するな、兄に見つかったエロ本は二度と返ってこない。
あさりよしとおの著書「るくるく」で犯人として描かれる。男子中学生、鈴木六文(すずきろくもん)への意味の無い嫌がらせとして、瑠玖羽(るくは)が六文の隠したエロ本を執拗に机の上に置いている。彼女は六文の家族的な存在であるが、実際は妖怪座敷童に近い性質をもつ悪魔である。