カツ丼(-どん)は、ご飯の上に、タレと卵で閉じた豚カツを乗せた丼料理である。またカツレツを使った丼料理全般を指すこともある。
カツ丼庶民的な家庭料理であり、外食でも人気がある。
一般的なカツ丼は、一旦豚カツを作ってから玉ねぎとタレで軽く煮こんでからとき卵を入れ温かいご飯と一緒に食べる。
豚カツの衣がタレを染みこんでとっても美味。
カツ丼は警察の取調中の食事に出される食べ物として印象が強い。(例:刑事「まあ、カツ丼でも食べな」)
しかし、実際は取調中に食事できるはずがなく、仮にあったとしても、警察ではなく本人が注文したことになり、後々で請求が来る。
また、ゲン担ぎの料理(勝丼)としても知られている。
一般的なカツ丼は上記で説明した卵とじカツ丼であるが、地域、嗜好によりさまざまな種類が存在する。
ソースカツ丼 | ソース味のカツ丼で、キャベツは乗ることと乗らないことがある。ただカツを載せて市販のソースをかけただけという店も多いため、イメージ以上に当たり外れが大きい。 |
煮込みソースカツ丼 | ウスターソースなどをベースとしたソース味のタレで煮込んだもの。 |
わらじカツ丼 | 甘めのタレで味付けされた大きなカツが2枚乗っかったもの、埼玉県秩父郡小鹿野町の名物。 |
ドミカツ丼 | デミグラスソース味のカツ丼。大都会岡山の名物。また、ビフカツ丼の多くはこれ。 |
タレカツ丼 | カツを店独自のタレにくぐらせたもの。 |
味噌カツ丼 | 八丁味噌味のカツ丼。味噌カツ文化の根付いた名古屋ではこれと卵とじの両方をメニューに載せていることが多い。 |
塩カツ丼 | その名の通り塩だけで食べさせる。当然ながら良質の材料が要求されるので高級店でしか提供されない。 |
おろしカツ丼 | 大根おろしと、白醤油ベースのさっぱりしたタレをかけたもの。店によっては青ネギ、大葉などが載ることも。 |
カレーカツ丼 カツカレー丼 | 説明不要!カツかカレーのどちらが主体かによって名称が変わる(カレー屋ならば「カツカレー丼」)。店によっては、「(カツ)カレーうどん」の台をうどんから米飯に変えたようなものが出る可能性も。 |
洋風カツ丼 | お店が「洋風」だと思った物が出てくるが、その正体は注文してみるまでわからない。中には、ミートソースのかかったカツ丼が出てくることも・・・ |
トマトカツ丼 | トマトソースベース、もしくはカットトマトがトッピングされたカツ丼。 |
煮カツ丼 | 一般的な卵とじのカツ丼。ソースカツ丼がメインの店でメニューに載っていたり、カツを煮ないでとじる後乗せの店で「カツを煮てほしい」という符丁に使われていたりする。 |
手鍋カツ丼 別れカツ丼 | 丼飯にカツを乗せないで、手鍋のまま提供するスタイル。丼飯とカツが別れているので「別れ」。単にカツ鍋定食とも言う。 |
カツ牛丼 | 丼飯にカツを載せ、その上から牛丼の具を載せた豪快な丼。ビフカツ丼とは全くの別物。 |
えびカツ丼 | トンカツの代わりにエビカツ(またはエビフライ)を載せた丼。 |
ビフカツ丼 | トンカツの代わりにビフカツ(牛肉のカツ)を載せた丼。卵とじであることは少ない。 |
チキンカツ丼 | トンカツの代わりにチキンカツ(鶏肉のカツ)を載せた丼。 |
親子カツ丼 | 上記チキンカツ丼の組み合わせが鶏卵による卵とじ限定でこう呼ばれる。 |