「一発だけなら誤射かもしれない」
~ テポ丼 について、朝日新聞
「天に輝く明星にして、偉大なる白頭山の~中略~金正日将軍はテポ丼の効果によってダイエットに成功されましたニダ。親愛なる国民にもテポ丼を振舞われる予定スミダ。」
~ テポ丼 について、朝鮮中央通信
テポ丼(てぽどん)とは、ハマグリとイヌの肉とキムチを入れてガソリンで煮込み、麦飯の上に載せる北朝鮮で産まれた丼物料理である。
この丼物料理は、極めてスパイシーで、刺激的である。その味はまさに「ぶっ飛ぶほどのうまさ」とも言われているが、一部丼物アナリストの間では「イラクのサッダーム・フセインにレシピを貰ったスカ丼のコピー料理」とも言われており、また同国の国内事情もあって、質的にはあまり良くないともする説もある。なおこの「飛び加減」ではあるが、「スカ丼程じゃない」とする声も聞かれる。食される場所によって味が変わる大変不思議な料理。
北朝鮮ではこの料理を、外交戦略の上で重要視しており、重要な外交カードと考えている様子だ。イラン・イラク戦争同様に通常弾頭で打ち込み相手の国の経済に風が吹けば桶屋が儲かるの原理で攻撃でダメージを与えられるからだと考えているためだ。このため対北朝鮮交渉の席でイヌを食べる習慣の無い国や、食のタブーとして食べられない国の外交官は、いつイヌを食べさせられるかと戦々恐々としているという。
主に大きいイベント時に作られる料理で、ちょっと前に同国が人工衛星(自称)を発射したときに、金正日が「記念になる料理が無いか?」と言ったため、考案されたという。この料理は、以後同国が外交をする際には度々振舞われるそぶりもあったが、同国が余り外国との交流が無い事から、名前が度々出るだけで振舞われる様子もなく、テポ丼輸出計画が持ち上がったこともあるが、いまだ実現していない。
「旨い冷麺の産地はどちらか」を巡って北朝鮮と国交断絶状態にあった韓国だったが(いわゆる冷戦)、テポ丼の誕生を境に微妙に態度を軟化させるようになった。裏交渉を通じ、他国を抜け駆けてレシピを教えてくれるよう要求していると見られる。また、来るべき日に最高のぶっ飛びを達成するため、唐辛子のカプサイシン濃縮実験を繰り返していると言われている。
2006年の7月には久しぶりに北朝鮮の国民に振舞われた。この際には国民が7人ほど「余りの旨さにぶっ飛んで」しまい、ロシアの領海に着水および激突する事件を起こしている。この事件に関してロシアの軍関係者は新潟新報の取材に「ハァ、ミサイルかと思ってぶっ魂消ただよ。見に行ったらハァ、北朝鮮人が7人ばかしカラの丼をかぶって泳いどるじゃねえか…よっぽど旨かったんだべなあ」と証言している。
だが同時に国際批判も高まり、国連総会によって非難をする採決を出された。これに伴いアンデレラ合衆国大統領ムサシーノ・スズ氏は「なぜ、私にテポ丼を食べさせてくれないんだ」と発言。その他の国々にも「もっとくれくれタコラ」などの批判が相次いだ。しかし北朝鮮側は「テポ丼はわが国の食べ物。むやみやたらに国の国賓といえども食べさせるわけには行かない」と国連採決後45分で拒否するという珍事も生まれた。今後とも国連は、北朝鮮にもっと振舞うよう要望する模様である。しかし、2011年、北朝鮮当局は「テポ丼を振舞ったもの共を無慈悲に滅ぼすものとする」としている。
なお国連採決を前に、事前に幻の伝統料理とも伝えられるテポ丼の実態を掴もうと、日本とアメリカ合衆国は北朝鮮の様子を遠巻きに見守ったが、とうとうテポ丼にはありつけなかった模様だ。国連採決後、極秘裏に中国は「なんで国民に振舞う前に教えてくれなかったんだよう」と抗議、韓国と共に「食べ物の恨み」を抱いている模様である(しかし、マスコミにより暴露されたため、極秘抗議をやめ国連を代表し抗議を続けるらしい)。
ちなみにかのポケモン研究の権威、オーキド博士はこのテポ丼が発射される度に、「テポドンの~核弾頭が~発射~♪」と歌いながらほざいている。ポケモンでミラクル交換してると金正恩同士に似てる奴が送られるらしいのだが、日本の恥であり、また朝鮮の恥でもある。但し、ここ数年はテポ丼は発射されていない。そして丼を食わない。
朝鮮どんぶりシリーズ