ピラフとは、トルコ発祥の、米を使った料理である。トルコ、ギリシア料理として知られる。
よく、チャーハンの洋食版がピラフ…と勘違いされるが、本来の製法は全く違う。ピラフは炒めた具材、あるいは生の具材と一緒に米を炊き上げるもので、どちらかといえば炊き込みご飯に近い。インド料理のビリヤニもピラフによく似ている。
だが、日本ではチャーハンのような作り方で、バターやブイヨンを使って洋風に仕立て上げたものをピラフと呼んでいる例も多い。特に冷凍食品のピラフなどはこの料理の類で、冷凍食品の世界では、チャーハンとの違いは正直、味付けを中華風にするか洋風にするかの違いらしい。
また、本場トルコでは米は野菜扱いなので、ピラフは主菜に対する副菜である。
海鮮がよく具材に合う。海鮮類を一通りいれたシーフードピラフ、エビをメインにしたエビピラフ、カニを使ったカニピラフなどは定番である。また、ヘルシー志向のピラフでは高菜ピラフ、山菜ピラフ、五目ピラフなどがある。