ファミリーコンピュータは1983年に任天堂が開発した据え置き型の洗脳マシンである。正式名称は「ファシストのミリタリーバランスはコンぐらいの大きさでピューと飛ぶくらいの勢いでしタ」。表向きは大衆向け娯楽機械だが、実際は戦争での使用を想定した、れっきとした兵器である。その恐るべき威力により、全世界に被害が拡大した。
ファミリーコンピュータはカラフルな映像とピコピコという音を鳴らすことによって、人間の中枢神経に刺激を与える。人間はたちまちその映像と音に洗脳されてしまう。見た目は楽しげにゲームをプレイしているが、実際はエンドルフィンが多量に分泌され、性格が粗暴になり色々な犯罪行為に走らせると、PTAのおばちゃん達はのたまっておられる模様。同時期には時代社や万代専用のゲーム機が発売しており、こちらは精神が汚染される。
映像と音はROMカートリッジによって与えられる。ROMカートリッジを取り替えることによって様々な方法で洗脳を行うことが出来る。付け方はごく普通だが、外し方(特に飛ばし方)は色々な技法が開発され、勢いよく押すと1m以上飛ぶことがあり、幼児や猫でも楽しめる。もちろんそのときにはデータが飛ぶこともあり、また最初からゲームが楽しめるという、一石二鳥の遊び方でもある。なお、任天堂では年に1回、飛ばしっこによる全国大会を開催している(後年、オリンピック種目に正式認定された)。栄えある第1回開催の優勝者は、高橋名人である。
ハードウェアとしては、とても堅牢であると言われている。『100人乗っても大丈夫!』というコンセプトの元、各界の先駆者達が開発に明け暮れたと言われている。第三次世界大戦において空襲で大きな被害を出した地域でも、ファミリーコンピュータだけはその姿形を完全に留めていたという。ちなみにポリーステーションのゲームもプレイできる。
戦後、子供達の数少ない娯楽として新しくエロビデオつきのファミリーコンピュータの普及に大きな貢献を果たしたものといわれる。現在ではニートの必需品となり、七つ道具の一つとしてあげられている。
ROMカートリッジの中では、特に髭兄弟といわれるものが普及した。
8ビットのくせに、やたらに処理が早いのがナイスな所。「コズミックイプシロン」というゲームでは、ニンテンドウ64みたいに3D表現が使われているのもすごい。
コントローラー2には特にマイクロフォンが実装されている。ゲームを楽しむためのギミックであるが、当時としては最先端技術であったため、信頼性に難があり、プレイヤーは常にハウリングに悩まされた。「ほわわ~んほわわ~ん」と雑音がするばかりでゲームで活用する場面はほとんど無かったという。
マイク機能を活用した稀な例では、バンゲリングベイのプレイヤー2側でマイクを通しモールス信号を送信すると、味方戦闘機の救援を乞うことができる。たけしの挑戦状では日常生活からの脱出に使用された。光電話パルテナの鏡ではビッド君が店主に『高ケー!』と恫喝すると値引きしてくれることがある。
だが、戦争という場面おいてはこのハウリング現象を用いてジャミングに転用する事により、多大な戦果を上げたと言われている。敵の無線通信に雑音や下手糞な美声を送り込む事により、「うっさい!何言っとるか解らんわ!」と敵を苛立たせる事ができ、作戦遂行能力を大幅に奪い、心理面でも多大なダメージを与えたと言われている。
とは言え、ジャミング効果は敵味方無く作用するため、極めて扱いが難しく、少数のベテラン兵士が使いこなすだけに留まったという。こういった事情から、後継機であるスーパーファミコンからはマイクが搭載されなくなった。だが、細々とではあるがマイクの研究開発は続けられ、最新鋭機のニンテンドーDSでは再びマイク機能が搭載されるに至った。開発者の情熱の証である。
長くファミコンを所持していると、いつの間にか同じソフトが2つないし3つ程に分裂している現象が見られる。この原因はNASAの科学力を持ってしても今だに解き明かされていない。因みに分裂したと思われるソフトの裏には、しばしばダイイングメッセージのようにマジックで「けんと」、「あきと」等と見覚えのない名前が大きくハッキリ書かれていることがある。
ファミコンミニシリーズのブームやゲームセンターCXのヒットなどにより、ファミコンなどのゲーム黎明期のソフトなどが再ブームの兆しを見せている。
民族学者によると、そろそろそれに便乗する形でパソコン業界にもWindows 95あたりのリバイバルブームが訪れるのではないかとの予測がなされている。