人間の皮(にんげんのかわ)とは人間以外の存在が人間に擬態するために被る着ぐるみの一種である。
人外のモノが人間の皮を被る理由はいろいろあるが、営利目的である場合が多い。
人間の皮は専門業者が製造販売している。天然物と養殖物があり、価格と品質は養殖物の方が高い、これは素材となる人間はそこいらじゅうにいるため、捕まえてきて皮だけ剥ぐのは簡単だが種付けから初めて出荷出来る状態にまで育てるには膨大なコストと時間がかかるためである。
日本人型の人間の皮は主に暴力団と北朝鮮によって製造されてきたが、近年では北朝鮮による乱獲が国際問題化したため、天然物の供給が難しくなり価格高騰が起きている。海外では臓器ブローカーなどが副業として行っている場合が多い。
人外のモノの間では養殖物が好まれる。天然モノが不人気な理由として擬態に使用していると思わぬトラブルに巻き込まれることがあるためである。
あまり例はないが、かの有名なネクロノミコンは人間の皮による装丁である。筆者自身実物を見た事はないが、執筆された時代を考えればほぼ確実に天然物であろう。
性質上、上記した天然物のトラブル事例とも無縁で、近年人間の皮の新たな利用法として再注目されかけたが、価格の高騰によって従来の紙の装丁が一般的であり続けている。