今村 岳司(いまむら たけし、1972年11月28日 - )は、日本の政治家。元兵庫県西宮市長(1期)、元西宮市議会議員(4期)。
兵庫県西宮市生まれ。神戸大学附属住吉小学校、甲陽学院中学校・高等学校、京都大学法学部卒業。大学在学中は、進学塾「浜学園」で算数科の講師を務めていた。大学卒業後、就職面接で「いずれ政治家になるので時期が来たら辞める」と宣言した上でリクルートに入社し、その目途がついた1999年に退社。
同年4月25日投開票の西宮市議会議員選挙に無所属で出馬し、最年少の26歳でトップ当選した。
初当選後、6月に開かれた西宮市議会初日に「茶髪、ピアス、ひげヅラ」という格好で市議会に現れ、話題となる。選挙戦とはまったく異なる姿であったことについて問われると「(写真は)あの方が選挙に通ると思ったから。こっちが本来の自分です」とコメントした。人目を引く出で立ちの意義については、「政治の業界には…若いやつが政治に目を向けたくなるような同世代のヒーローがいない。じゃ、おれが興味の対象になってやろう」と語った。
以後、4期連続で西宮市議に当選し、うち初当選を含む3回は得票数トップで当選した。
2013年11月28日、西宮市長選挙に出馬する意向を表明。市長選挙告示前日の2014年4月12日、西宮市議会議長に辞職願を提出し、市議を辞職した。西宮市長選には既成政党の推薦や支持を受けず、無所属で立候補し、自民・民主・公明3党の推薦を受けて出馬した現職の河野昌弘市長、前市議の高橋倫恵ら2候補を破り、初当選した。同年5月16日、市長就任。
2018年2月19日、辞職願を提出し、2月20日付で辞職した。