「凡人でも歴史は作れるが、それを書くことができるのは偉人のみ」
~ 凡人 について、オスカー・ワイルド
凡人(ぼんじん)とは、極端にプラスやマイナスの方向にベクトルが伸びていない人間のことである。と言われるがそれは誤りであり、実際は強力な社会適合力や匿名性、集団力を兼ね揃えた最強の人種である。日本人の過半数は凡人と言える。
凡人はよく天才から俗物呼ばわりされ馬鹿にされるがけっしていじけることはない。何故ならその他大勢である凡人がいるからこそ天才は天才と呼ばれるからである。また天才を天才だと崇め奉るのも大多数の凡人である。馬車馬の如く働く働きアリがいなければ女王アリが生きていけないのと同じである。つまり凡人のお陰で天才は存在していると言っても過言ではない。むしろ天才は社会性の面で凡人に劣っており、少しでも凡人の癇に障る様な事があればいじめられてしまう弱者である。また自らの事を凡人と称する人は賞賛に値する。何故なら最近増加傾向にある自分は天才だとか世迷言を抜かす中二病患者よりは遥かに空気が読めておりまた身の程を弁えているからである。
平凡な人は皆子供の頃人参が嫌いで食べられなかったから「平凡な人参を食えない人」が縮まって凡人になったと言う説。
一説にはお盆休みに渋滞に巻き込まれると知りつつ高速道路に入ってしまい、そんな人が大量にいるものだからますます高速道路が混雑してしまうという間抜けな現象、及びそれを形成する普通の人の集団を天才やエリート共が揶揄して盆人と呼び、そのまま盆人→凡人になったのではないかと言われている。じゃあ高速道路が出来る前はなんて呼ばれていたのかと言うとやはり凡人である。何故なのかって? 俺は凡人なのでそこまで考えられません。