文科省が、前川喜平を授業の講師に招いた中学校に対し、その理由や授業内容の報告を求めていた問題で、雲隠れ中の池田佳隆(51)のほかに、文科省に圧力をかけていたとみられる国会議員がまた1人明らかになった。
新たに関与が明らかになったのは、自民党文部科学部会長の赤池誠章(56)。授業内容などを文科省に問い合わせ、調査結果について報告を受けていたという。
赤池は山梨県甲府市出身。明治大学卒業後、松下政経塾を経て2005年の衆院選で比例南関東ブロックで復活当選。2009年の衆院選で落選し、2013年の参院選で鞍替え当選した。2014年9月に第2次安倍晋三改造内閣で文部科学大臣政務官に就任した。
2018年3月20日開かれる文部科学部会で、赤池と部会長代理の池田がどんな釈明をするか注目だ。