性感染症(せいかんせんしょう)とは、セックスによってうつる可能性のあるウィルスや細菌や原虫などの微生物による感染症である。
セックスによってうつる可能性の捨てきれない全ての微生物による感染症のため、例え軽微なもので治癒が可能であったとしても、全てのカップルや家庭内に不和をもたらす危険性の高い危険な病気である。しかしセックスパートナーも治療しないと一緒に病気をうつしあうだけのに終わるため、きちんとした病状を相手に伝えなければならないという、心理的負担の多い病気である。
「性感染症」と言われれば、身構えてしまう人の気持ちも分からなくはない。しかし、感染症だもの。犯人探しは不可能と考えてもらった方がいい。自分が童貞や処女で相手以外との性交渉をしたことがないのでなければ。
「性感染症」は治療しても再発する(事が多い)。しばらく眠っているのである。しばらくが初回治療後の10年とか20年の時だってありうる。
「性感染症」の考え方こうだ。自分が今のセックスパートナーとの性交渉をもつ前に、一人でもセックスパートナーがいたとしよう。 以前のパートナーは童貞や処女だったとしよう。この時点で貴方に性感染症をもたらす人間は可能性のある人間は貴方が生まれつき親から遺伝していたとしたならば3人となる。 しかし以前のセックスパートナーに元セックスパートナーが一人(童貞or処女)がいれば、4人になる。 しかし、その一人が風俗に行っていたならば、貴方は世界中のみなさまとお友達なのである。(エイズしかり、クラミジアしかり、梅毒・淋病しかり全ての可能性がなくはない)
性感染症には二通りのものがある。
例えば肝炎ウィルスによるものが代表的である。他にも先天性梅毒などの古典的性病と考えられているものがないわけではない。また中南米や東南アジアではエイズの元となるHIVウィルスもはびこっており、産まれた瞬間からにHIVウィルスに感染している人間がいる。それがセックスパートナーにうつってしまうもの。
近年、話題となっている「HPV(ヒトパピローマウィルス)」による尖形コンジローマや子宮頸癌などは典型的な性感染症である。またC型肝炎など親からもうつっている可能性があるものの、性感染症も侮れず将来30年以内に肝がんに移行する可能性が高いといわれ、無視できない性感染症の一つである。
究極の選択としては性交渉をしないこと。しかしそうはいっても恋愛してしまって[ 検閲により削除 ]に至った結果、痛い目を見ることも人間である限りありえる。
次善の策としてはコンドームを用いる予防法がある。しかし、この予防法も80%程度の予防効果しかない。しかししないよりマシである。
「HPV(ヒトパピローマウィルス)」は最近、予防ワクチンが出来て、子宮頚癌になる可能性を70%程度封じ込めることに成功した。癌を予防することが出来るワクチンというのは、今のところこのHPVワクチンしかない。99%が性感染症だといわれている子宮頚癌に、一番最初の癌ワクチンが出来たというのは皮肉としか言いようはないが、他の病気に関してもワクチンができるようになるように祈っている。
HIV(エイズ)ウィルスについては、最近はきちんと薬を飲み続けられるならば糖尿病と同じくらいの生存率を得ることができるようになっているといわれている。
C型肝炎についてはインターフェロンという治療法が出来た。しかし効くかどうかは不明であるうえ、副作用も大きく、さらに費用が高いのが問題点である。
あとは適当に抗生剤や原虫にも効く薬を出してもらえばいいのであって、ちゃんとパートナーと治療してね。まぁ喧嘩になるかもしれないけど。そこら辺は喧嘩するしかないよね。
人生いろいろ。相手もいろいろ。罹った以上、頑張って治すか、治らないものもある訳だけど、他に手立てがないのだから、残された人生を見極めて少なくともちゃんと相手を見極めて、その自分の眼に責任がもてなかったなら潔く人生前向きに生きていこうではないか。