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文科省の質問事項、自民議員の意見反映 前川喜平講演調査

前川喜平が名古屋市立中学の授業で講演したことについて文科省が市教委に問い合わせていた問題で、林芳正は2018年3月20日、自民党の赤池誠章と池田佳隆が文科省に照会をしていたことを明らかにした。文科省は市教委に送る質問項目を事前に池田に見せ、意見も反映させていたという。赤池は自民党文部科学部会長で、池田は同部会長代理を務めている。

前川喜平講演、複数の自民議員が照会 文科省は影響否定

文科省の高橋道和は2018年3月19日の参院予算委員会で「事実確認を行ったのは文科省の判断だ」と答弁している。林も2018年3月20日、質問項目の修正が「文科省の主体的な判断だった」と述べた。

文科省が調べたのは、名古屋市立八王子中で2018年2月16日にあった前川喜平による講演。同省教育課程課は2018年3月1日に市教委にメールを送り、前川喜平の組織的な天下りへの関与や「出会い系バー」の利用が報じられたことを指摘。前川喜平を呼んだ理由を尋ねたほか、講演内容の録音データも求めた。

メールは2回にわたり、「道徳教育を行う学校で授業を行ったことについて、改めて校長の見解を具体的にご教示ください」などと問いただす内容だった。林は「誤解を招く面があった」として高橋を口頭で注意したことを明らかにしている。


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