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日帝残滓(ニッテイザンシ)

日帝残滓(일제잔재)とは、20世紀前半の日本による朝鮮統治時代に、日本から朝鮮半島に伝わった文化的な遺産をいう。「日帝」は大日本帝国、「残滓」は残りカスの意。

概要

統治時代の建造物のほか、訓話や朝会、運動会など、20世紀に日本が学校教育等で伝えた事物が挙げられる。また、政治経済の近代化に関連する事物として、貨幣単位のウォン(圓と同音)や印鑑登録、地番住所、戸籍なども日帝残滓とされ、廃止が進んでいる。

このほか、社会問題の原因を「日帝残滓」に求める論調も多い。韓国軍は内部暴力が問題となっているが、軍当局は「殴打は日帝時代軍隊の残滓」として廃絶の順調さを強調した。最近の例では、セウォル号沈没事故の原因として、修学旅行が日帝残滓として全面的に禁止された。

2005年には韓国政府文化観光部等が日帝残滓の市民公募を行い、官民一体となって日本由来の文化の洗い出しと排斥・破壊を進めている。


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