無職(むしょく)とは、自らの存在を社会上から抹殺する職業である。無であることを職とすることからそう名づけられた。
戦後の日本は人口を大幅に増やし労働人口を増やすことにより発展してきた。しかし、バブルが崩壊し労働者が飽和状態になるとやる気と能力の無いものは社会から必要とされなくなっていった。そこで政府は企業に自分の存在を抹消された人へ一定期間賃金を与えることにした。これが無職の始まりである。
かつては事故などによって通常の職業につけなくなった人や資産家で他の職業に就く必要が無い人がつく職業であった。しかし、いまでは会社から存在を抹消された若者が職場を構成している。
とてつもなく苦労するわりに賃金が少ないことから働く先がある人はすぐに転職している。また、少数派ではあるがNEETに転職する人もいる。とにかく人使いの荒いアルバイト並みに職業従事者の入れ替わりの激しい職業であるといえる。
国や県など公的機関が雇い主であることが多く定期的に給料を渡している。また、転職を目的として無職になった人は転職前の賃金をもとに給料を貰うことができる。ただ、お金を使いすぎると給料の支払いが滞ってしまうことがある。そのようなことがあれば労働三権を使い国などに抗議している。
自分の家族が雇い主というパターンも存在するが、これは無職と呼ぶのかNEETと呼ぶのかは意見が分かれている。
NEETとは教育を受けておらず、労働をしておらず、職業訓練もしていない人をさす。一部にはネオニートと呼ばれる人たちや自宅警備員につく人などもいるが基本プータローである。対して無職は自分の存在を消すことで収入を得ている無職はりっぱな職業である。働いたら負けかなと思ってると自己主張する人たちとは一味違うのである。
無職が自己主張を始めたら良くも悪くも転職のサインである。転職先が一般的な職場かNEETかは別なのだが。こうしたことを注記するのも繰り返しになるがNEETと無職は別物だからである。どうかNEETと一緒にしないでください。これを呼んでくれた読者がそう思ってくれることを祈ろう。