英雄(えいゆう)とは戦勝国に属する「敵国人の人員削減に最も貢献したもの」に与えられる栄冠である。敗戦国の場合は、ただの戦争犯罪者に過ぎない。なお金正日だけは唯一「自国民の大幅人員削減に成功した」という理由だけで、3度ほどその栄冠に輝いている。そのため「三重苦の英雄」と賛美される。 英雄(ひでお)ではない。
「英雄ってのはさ、英雄になろうとした瞬間に失格になるのよ。」
~ 英雄 について、北岡秀一
英雄は、その全てにおいて大量殺人者でエコロジストである。彼らは増え過ぎてしまった人口を適度に間引きすることで、一人あたりの土地保有量や食糧割り当て量を向上させ、更には二酸化炭素排出量削減により地球温暖化防止に努めている。一方で「英雄色を好む」という言葉があり、英雄達はせっせと女を犯し子種を撒くので、本当にエコロジーなのかは微妙な面もある。
ただしこの栄冠を頂けるのは戦勝国に属している場合で、運悪く敗戦国に属しながら人員削減エコロジー活動に邁進すると、単なる戦争犯罪者として戦勝国に目の敵にされる。なお敗戦国は自国の英雄であった彼らを戦勝国に差し出すことで、自分たちの安寧を獲得できる。敗戦国の英雄は、いわば生贄である。古代アステカ文明では敗戦国側の英雄が足りなくなったので、仕方なく次の生贄を決めるべく球技大会を実施、バスケットボールに良く似たスポーツの優勝者を敗戦国の英雄に見立てて生贄にしていた記録が残されている。
なお戦勝国の英雄は、言い換えれば生贄予備軍である。例えばアドルフ・ヒトラーは第一次大戦以降に活躍して途中までは英雄だったが、最後には連合国軍の追撃の的にされ、古代アステカ同様に生きながらに心臓を取り出されるよりはと自殺してしまっている。そのためか、やはり自殺や病死することが多いとされている。
ヒーローといえば人前で変身したり隠れてやったりなどありゆる。今回語るのは電話ボックスで着替えるヒーローについてだ。この場面を多く目撃するだろう。だが、画像の電話ボックスはスケスケで丸見えなので変身には向かず、よほど、度胸のある人間・・・いや、超人であれば堂々と着替えられるらしいぞ。