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誰でもよかった†
誰でもよかった(だれ - )とは、主にエクストリーム・無差別殺人に挑戦した人間が唱える呪文の一種であり、「この人痴漢です!」に匹敵する知名度を誇る。
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「この人痴漢です!」との違いは、人を社会的にではなくこの世そのものから消し去ることが出来る、という点である。さらに、詠唱が許可される場所が公共の乗り物の中に限らないことである(リレミト等とは違う)。そして、詠唱者の性別を問わないことも大きな特徴だといえよう。
だが、誰でもよかったと言う割には自分よりも強そうな人、政治家や社長のように社会的立場が上のような人ではなく、到底返り討ちに遭いそうにない、老人や女子供などの弱そうな人、後から仕返しされなさそうな人を選んでいることが多い。これは強そうな人はセキュリティや本人の強健が原因でなかなか消すことができないため弱者に対象が向くのではないかと分析されている。
影響、使用法†
テレビの見過ぎで感情に任せた暴力・殺人を肯定しがちなスイーツ(笑)脳が要求する「不幸な生い立ち」、「やむにやまれぬ事情」、「積年の大怨」、「日本破壊願望」等、減点要素の採点をスキップできる。高得点を目指すプレイヤーにとっては非常に便利な呪文であり、今では競技参加直前から呪文詠唱を開始してファーストキルから手詰まりまでの間に絶えず発動をキャンセルし続けるのが一つの手堅い定石とみなされている。最近では、この呪文の発動判定から実際の発動までのディレイを利用してインスタント呪文「むしゃくしゃしてやった」「人を殺したかった」を続けて詠唱し、アドバンテージを確定するスペルコンボが流行している。
詠唱コスト†
普通の呪文が使用するのにMP等を必要とするように、この呪文を唱えるのにも何らかのエネルギーが必要とされているはずなのだが、今のところこの呪文が何を元にして発動しているのかはいまだ謎に包まれている。
今のところ、負の感情や殺人衝動(一定時間ノーコストで使い放題)、凶器を買うのに十分な金などが元となるのではという説が有力である。
上記のコンビネーションを活用するプレイヤーが2tトラック→ダガーナイフのような武器スキルの連携攻撃を行う例もあったことから、SP、WP等を消費するタイプの特技に分類されるべきかもしれない。
典型的な使用例†
2008年の宅間記念日に人生に絶望した25歳の派遣社員の男が聖地秋葉原で約14名を相手に三国無双、半/全殺しした際に使用が確認された。そこで彼は余計な減点を免れ、自身の念願の夢でもあった「ワイドショー独占」を果たした。
現在ではこれと同程度もしくはこれ以上の事件を起こそうとする者が続出しているが、2008年7月の京王八王子のショボイ便乗チャレンジ以外はまるで奮わず、八王子の事例でさえ戦果はたったの二人にとどまった。「誰でもよかった」という投げやりな呪文だが、並大抵の人物には詠唱出来ないということなのだ。
刺された人を介抱する人までも手にかける彼の闘争心と熱意、そしてネット上で事件が起こるまでの実況中継を自ら行ったその斬新な趣向(殆ど無視され続けていたが)を忘れる人間はまずいないだろう。まさにホコテンのファンタジスタである。
加点要素:周囲に与えたダメージ†
この呪文の使用者によって周囲が受ける被害は計り知れないものがあり、ここではその例を紹介する。
人生の電源ボタンを強制的にオフに、しかも再起動不可能にされる
- しかしカートリッジの端子部分に息を吹き込んで押入れに入れておけばドラえもんが何とかしてくれるかもしれない。
まだやりたいことがあるのにやれないようにされてしまう
- 猫リセットなどを経験したことがある人ならばこの気持ちが理解できるだろう。しかし「残念ながらあなたの冒険の書1は消えて… ←ここでリセット」これを数回繰り返すと「続きから始める→冒険の書1」と、なかったことにできる場合がある。
モブキャラが少し減る
- 基本的に「誰でもよかった」の詠唱者が競技中の他プレイヤーをタゲることは無い。競技途中で再起不能となる危険を避けるためである。ハントの対象となるのはその他大勢のキャラが主でありこれらモブキャラは1体あたりの点数こそ低く抑えられているものの、無防備でウロチョロしていて、しかも群れている場合も多い人間は格好の的である。
- 近年は格差の拡大のために高得点キャラの殺害が困難になっていることもあり、人口密度の高い場所で競技参加して狩りやすいザコキャラばかりをまとめて狩り、短時間のチェーンキルによるボーナス点を狙うのが主流となっている。
愛するゲームや雑誌が叩かれる
- もしこの呪文の詠唱者の部屋などに暴力的な趣向などが含まれた漫画や雑誌、ゲームが存在していると、それを作った企業及びメーカーは「それが事件の原因となった」などと言うお門違いもいいところの風評被害を受ける。でも大体75日も放置すると消えて無くなるのでマメなネタ振りが必要である。
- だが忘れないで欲しい。二次元の世界と違って、三次元の世界ではどんなクズ野郎でもモブキャラ一人一人に人権が与えられているのだ。たとえ建前に過ぎなくても、人命は重いということになっている。それを蹂躙、破壊することの覚悟と生じるリスクを、十分検討した上で実行に踏み切るべきだろう。俺達名も無い兵士一人一人にも人生があるんだ、それを忘れないでくれよ……
マスゴミに取り囲まれる
- 常識的なその他大勢の人々には普通、家族や友人(ということになっている者共)に対して敵意を表明することが憚られるものであり、そういった人間が消えてくれて嬉しくなり、快哉を上げたい気持ちになっているところに馴れ馴れしい蝿の大群が押し寄せ、せっかくの良い気分が台無しになったところで更に物欲しそうな顔で嘘泣きを要求され、素朴な好感情を作って見せなくてはならなくなる。しかもこれを拒否するとKY呼ばわりされることになるというおまけ付き。なので要注意である。
ボーナス要素(デメリット等あり)†
さらなる得点を目指す貪欲なプレイヤーの為に、(その多くが高難易度である)特別加点要素が用意されている。これには副作用のあるものも多い。いくつか紹介しよう。
出藍の誉れ
- 上記の通り賞賛すべきプレイには後追いが後を絶たないため、競技人口が増え、裾野の広がりに伴って優秀なプレイヤーの誕生が期待される。既に確立された競技スタイルにおいて新記録を樹立すれば、身を持ってスポーツのハッテンに貢献したものとみなされて特別点が与えられる。いつかはあなたも…
- これ自体は喜ばしいことであり何が問題なのか分からないが、過去に一時代を画した名プレイヤーの業績が過小評価されがちになるのは悲しい限りである。また、ボーナス点が競技の得点水準を押し上げることからプレイスタイルに偏りが出て、総合力を持ったプレイヤーの育成を妨げるとの懸念がある。しかしエクストリームスポーツ精神に則ったプレイは見る者全てに感動を与えるものであり、記録に残るより記憶に残ることを重視するプレイヤーも多い。
社会的に抹殺される
- もとより一回のプレイが終了してから次のプレイに入るまで時間がかかりがちな競技であり、この呪文の使用によって減点を回避すれば社会復帰が絶望的になり、得点手段としての武器の調達は困難を極めることになる。現に競技経験者が自己記録を破るか、少なくとも自己記録に挑戦する場面に巡り会える者は少ない。しかしこれに関しては腕を上げたプレイヤーが目撃者をことごとく始末しているという希望的観測も可能である。
所持品を勝手に公表される
- 警察に部屋を物色され、秘蔵のゲーム、エロ本、エロゲ等を無断で公表され、酷い時には勝手に遊ばれてしまうため、ものによっては一生立ち直れないほどのダメージを負うことになる。特に保存用に購入してパッケージ未開封のままのゲームソフトやCD・DVDを開けられてしまったらあなたに帰る場所はない。殿堂入りである。
- また、この呪文は未使用でかつ競技種目が無差別殺人でもなかった畠山鈴香氏の場合、自宅に大人のおもちゃが持ち込まれて飾り付けが行われ二階級特進となったが、これはむしろ喜ぶべき事態である。
女性蔑視主義者だと思われる
- 容易に殺せるキャラの多くが女性に分類されるため、チェーンキルを狙うプレイヤーの多くが結果的に女性を多数攻撃することになる。戦果に占める女性キャラの割合か、殺害方法・殺害後の処理方法によって得られる芸術点が規定基準を満たせばフェミニストらによる賞賛と共にボーナスポイントが得られる。これまた嬉しいことなのだが、しかし、普遍的に価値を認められるべき当該競技(リア充大歓迎)がもっぱら一つの思想的立場によって支えられるニッチなものであるという偏見が蔓延るおそれがあり、スポーツの普及振興を阻害しかねない。
迎撃用戦術†
このように味わい深く、愉快で楽しいこの呪文なのだが、あなたが同業者であることを見抜けない・またはあなたを好敵手と認めて始末しようとする他プレイヤーが詠唱を開始する場合がある。最近は先行逃げ切りの有効性が広く知られ、優先的に連続攻撃を修得している者も多いため後手に回ると非常に不利であり、よし返り討ちに成功したとしても戦果が規定基準を下回ると「正当防衛」に過ぎないとして減点されるので最後まで油断せずベストを尽くしてほしい(使用は自己責任でお願いします)。
パッシブスキル「盾装備可」or「重鎧装備可」or「全身鎧装備可」をセットする
- 物理攻撃への防御を飛躍的に高める最も容易で堅実な手段である。追加効果としてあらゆる敵対的関係・友好的関係・目が合う・同じ場所に居るといった行動の対象となりにくくなり、そのままで多くの戦術と、オタク化すれば下記自宅警備員とのシナジー効果を期待できる。おすすめ!
自宅警備員になる
- タゲを受ける時間を短縮して生存率を高める方針である。短期的な安全性は高く、かつ防具装備による機動性低下が無いため非常に人気が高いが、副作用として夜型生活になった際は深夜の外出時に他プレイヤーとエンカウントした時の応戦が厳しい。オタク化した場合は他プレイヤーからもあからさまに避けられる。また、長期的には生活費の調達が困難になって別の意味で生存率が低下するため素人にはおすすめできない。
殺られる前に殺る
- 「誰でもよかった。自分の身を守りたかった」…ROM中の他プレイヤーを始末することで不意打ちを未然に防ぐ。狩り場の競技人口によっては努力次第で他プレイヤーとの遭遇率を劇的に下げることも可能であり、まさに三国無双である。一騎当千の古強者を屠ること自体が高得点につながることもあり、上級者に好まれている。
☆シグナルを読み取り詠唱妨害
- 呪文詠唱を開始しているプレイヤーの存在を察知して対抗呪文を合わせるか、振り速度に優れるダガーナイフや、条件が許すならばゼロディレイを実現できるバールのようなもので攻撃、コンボの起点となる呪文の詠唱を妨害することで後手の不利を免れる。上記の通り「誰でもよかった」の詠唱コストは不明だが、もし3以上のマナが必要ならば対抗呪文で優位を確実にできるし、2マナ以下であっても相手のリソース配分を狂わせることができる。
- 物理攻撃による妨害は相手との間に距離がある場合「誰でもよかった」の発動を許してしまうことがあるが、その場合でも多くのスペルコンボを中折れさせて被害を最小限に食い止めることができる。マナ等のコストが無くても使えるので武器は常に携帯しておこう。どのような競技スタイルにもデフォルトで組みこんでおくべき戦術であり、基本にして王道。
運を天に任せる
- タゲを貰わないよう天に祈る。非プレイヤーがデフォルトで選択している戦術だが、上記重装備スキルと併用することで自分周辺の人口密度が下がり、雑魚狩り目当てのプレイヤーとの遭遇率にも有意の減少が見られる。
人の多い場所を避ける
- 上記「運を天に任せる」と重装備スキルのシナジー同等の効果が単独で得られる。これを基本戦術として常時使用する場合、職場や学校に行くわけにはいかなくなるがオタク化した時のような孤独を味わうことはないが、自宅警備員化との併用も問題なく、むしろ相性はいい。注意点として間違っても暗い路地裏や道、閑静な住宅街などに行ってはいけない。それはそれで危険だからだ。
近頃この呪文と同じ系統と思われる呪文が多数発見されており、これからも新たな呪文の発見に期待がかかっている。ここでは現時点で存在が確認されたものを紹介していく。
犬が恐かった
- 殺害対象が犬であった場合のみ使用される呪文。最初に確認された詠唱者は40くらいの犬恐怖症のおっさんであり、気味の悪いチワワに見事なローキック(狙い、力加減ともに完璧なもの)を放ち殺害した際に使用した。40代の成人男性にしてはあまりにも鮮やかなローキックであったため、この呪文には身体機能を強化する効果が付加されているのではないかとする説もある。ちなみに、この犬は後日「器物」という扱いで処分された。
問題点と今後の課題――エクストリーム・無差別殺人への社会的無理解†
外野から「誰でもいいなら自分を殺せばよかったのに」などという心無いヤジが飛ぶこともあるがこれは誤解もいいところで、近年凶悪犯罪が減少しているためにプレイ一件あたりの採点が厳格化し、その過程で頭数をこなさなければまともな点数を稼ぐことができなくなっているのである。この傾向はコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実なものとなりつつあるもので、競技の性質上からも納得できることである。
競技内で自分を殺すのはプレイヤーが打ち止めを覚悟した時の追加点狙いであり、この追加点もそれまでの活躍に比例して増加する。しかし如何せん競技人口の少なさ、また社会から他者への思いやりが失われたことから誤った批判が野放しにされている。このような「周囲の無理解」こそは競技への参加意欲へと繋げられるべきものであり、より多くの参加者が待たれるところである。
関連項目†
- ダガーナイフ:「誰でもよかった」の威力を増幅するダガー状のスフィア。幻ともいわれるレアアイテムだが、近年の名プレイにはこのダガーナイフが関わったケースが非常に多く、マニアの垂涎の的である。
- 銃:主に外国で使用されている武装。単独での得点力が非常に高く、呪文詠唱との相性も良好というまさにキラーアイテム。日本でも有志による解禁運動が行われている。あなたももっと頑張ってください。
- ザラキーマ:この呪文の元となった呪文だと考えられている。
- 秋葉原:あなたの聖地であると同時に、「誰でもよかった」を一躍有名にするきっかけとなった事件が起こった場所。
- エクストリーム・通り魔