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都市伝説

・・・ねえねえ? 知ってる?

都市伝説(としでんせつ)とは、口承(口伝え)で伝播する噂話、デマ、作り話などの類のことみたいだよ。アーバンフォークロアとも言われるみたい。

近代になってから発生したものを古くからの伝承などと区別するために都市伝説と呼ぶらしいの。発生源や伝播範囲が都市であるかは関係がないみたいね。

最近では伝播手段にネットが加わっているのが特徴らしいよ。

概要

なんでも、1980年代初頭にアメリカの民俗学者ジャン・ハロルド・ブルンヴァンって人が提唱してこう呼ばれるようになったみたい。

英語では「urban legend(アーバンレジェンド)」っていうんだって。アーバンって言うのは「都市」って意味だってね、レジェンドは「伝説」。日本語はきっと直訳したものってことかな?

これは、口承の一種なんだって。ネットでも見たから多分本当。

なんだか聞いたときは説得力があるような気がするけど、よくよく考えたら実際はそうでもないって話。

ほら、「この話、わたし友達友達から聞いた話なんだけれど・・・」で始まる噂話はよく聞くけど、その「友達友達」のことは誰も知らないし会ったこともない!その友達の存在が既に都市伝説なのかも…

実はその噂話が都市伝説でしたってこと。結構あるらしいんだって。この「友達友達」ってのもある意味そうだよね。

でも面白いから誰かに話したい!教えてあげたい!伝えなきゃ!

ホラー的な例1

あるアパートで一人暮しをしている女性のもとに、同年代の友人が遊びにやってきたときのことだ。

時間を忘れておしゃべりに夢中になるうち、辺りはすっかり暗くなってしまい、友人は彼女の部屋に泊まっていくことになった。

彼女はベッドの上に、友人はベッドの脇に敷かれた布団の上に、それぞれ横になる。

部屋の中はすっかり静まりかえり、彼女はうとうとと眠りに就こうととしていた。

すると突然、友人が布団から飛び起きて彼女のことを揺さぶり、「急にアイスが食べたくなっちゃった。一緒にコンビニまで買いに行こうよ」と言い出したのだ。

彼女はもう眠かったし、別にアイスなど食べたくなかったので「はいらない。一人で行ってくれば」と答えたのだが、友人は「夜道を一人で歩くのは心細いから」と言って聞かない。

根負けした彼女は仕方なく友人と一緒にコンビニへ行くことにした。

ところが、家を出た途端に友人は彼女の手を強く引き、なぜかコンビニとは逆方向に向かって走り始めたのだ。

いったいどうしたというのだろう。

不審に思った彼女が理由を尋ねると・・・

「大きな声を出さないで!今から交番に行くのよ。

、見てしまったの。ベッドの下に、大きな包丁を持ったが隠れているのを!」

真エンディング的な続き(反転)

その後数人の警官と共に戻り部屋を調べたがはおらず、いくら調べてもがどうやって侵入したかはさっぱりわからなかった。

はじめから部屋にいたとしか思えない、とういう結論に達した・・・

ホラー的な例2(コピペとして普及しているもの)

一人暮らしをしている大学生がいた。

が住んでいるのはごく普通のアパートだが、たまにおかしなことが起こった。

大学から帰ってくるとカーテンの形やゴミ箱の位置などが微妙に変わっている気がするのだ。

最近は誰かにつけられてる様な気もしてきた、流石に気味が悪くなってきたは大学の友人に相談した。

が「もしかして…ストーカーかな?警察に言うのが一番良いと思うけど…

警察は実際に被害が無いと動いてくれないって聞くしなぁ…どうしよ……。」

と困っていると、友人は「…じゃあ大学に行ってる間ビデオカメラで部屋を撮影しておいて、もしストーカーが部屋に侵入してるのが撮れたらそのテープもって警察に行けば良いじゃん、不法侵入してるわけだからさすがに警察も動いてくれるだろ。」

と具体的な解決策を提示してくれた、やはり持つべきは友!

これは良い案だ!と思ったは早速次の日の朝、部屋にビデオカメラを設置して録画状態のまま大学へ行った。

大学から帰ってきたは焦った、久々に部屋に違和感がある、「これは期待出来る、マジにストーカー写ってるかも…」

と思いながらビデオの録画を止め、再生した。

しばらくは何も写らなかった。

しかし夕方になると、知らないが包丁を持って部屋に入ってきたのだ。

「…!!!!!!」

ビビったはすぐに友人に電話をかけた、「ヤッベー!写ってる写ってるストーカー写ってる!!!!」

と若干興奮気味に伝え、それからは録画を見ながら友人に内容を実況した。

「ゴミ箱漁ってるよぉ…」

「今度は服の匂い嗅いでる…キメェ!!」

今までコイツは何回も来ていたのかと思うとは背筋が凍る思いだった。

「これで警察も動いてくれるなぁ」と少しホッとしてると、画面の中のは押入れに入った。

「うっわ…押し入れの中入ったよ、しかもなかなか出てこない……」

などと友人と喋っていると、また誰かが部屋に入ってきた。

は言葉を詰まらせた。

部屋に入って来たのは自分だった。

そしてビデオの中の自分はカメラに近付き録画を止める。

そこでビデオは終わっていた。

関連項目

都市伝説の例(※が付いているものはWikipediaの都市伝説一覧に解説あり)

事実になった都市伝説

外部リンク


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