3月14日は、日本の製菓業界が2月14日周辺にチョコレートの売り上げが極端に高くなる(1年の売り上げのうち、1/4が集中する。これも元は百貨店と製菓業界の策略であったが)ことに着目し、あたかもヨーロッパ・アメリカで行われている行事のように見せかけて、菓子販売の宣伝を積極的に行った結果、見事に「ホワイトデー」という名称で定着させることに成功した、日本人の商魂逞しさを象徴する日であるとかないとか。
日本以上にこの手の宣伝がうまい韓国では、3月14日のほかに4月14日をブラックデー、5月14日をイエローデー、6月14日をキスデーとしている。3月14日は日本で生まれたのを台湾とともに輸入したものであったが、それを拡大させて定着させることに成功したあたりは、この国の国民性を象徴しているかのようである。
なお日本でも、昨今になってこの日からちょうど半年後の日をメンズバレンタインデーとしてパンツの拡販に役立てようとしているが、その多くは紫色の服を着て白いマニキュアを塗った彼女から緑のインクで書かれた[ ぴー ]の手紙を受け取るという悲惨な結果に終わっている。
女性にとっては、2月14日に配布した義理品を、2~3倍にして回収するのが当然のような日になっている。しかし、もとから倍返しを目的に商品を渡しているのなら、月利100~200%で金を貸しているのと変わりない。「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」(出資法)により、月9%(日0.3%、年109.5%)を越す利率で金を貸した場合、「五年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。」となっていることに、良く注意する必要がある。 2015年には大阪で「ホワイトデーにお返しがなかったので腹が立った」といって妻が夫を暴行する事件も発生しており事態は深刻である
なお、1975年には早稲田界隈の過激派集団を痛ぶっていたブクロ派の最高幹部が、その相手に倍返しどころか何十倍ものお返しをされて強制的に生命を終了させられることがあったので、気を付ける様に。ちなみにこの日は全世界の左翼にとってのネ申の命日だったりするが、[ お察し下さい。]
そのほか3月14日は、円周率の日でもある。世界の人々が、好奇心だけで3に過ぎない円周率を、無駄に伸ばしていったことを、馬鹿笑いする日といってよい。