OpenOffice.org(オープンオフィス ドット オルグ、またはオープンオフィス オルグ)とは、オープンソースの方式で開発されている無料で使える使えないオフィススイートの名称およびその開発・製作プロジェクトの総称である。省略形としてOOo、OOなどが用いられる。[1]
OpenOffice.org は無料での利用が可能なオフィススイートである。ソースコードは LGPL で公開されており、派生のソフトウェアが数多く存在する。それら派生ソフトウェアの中には OpenOffice.org を Mac OS X で利用できるように施したものや、それにテンプレートやフォントを付属させず独自のソフトウェアとして詐称しているものもある[2]。またこれは、有償で販売されているものである。各機能は統合されているが、 OpenOffice.org サポートしているワープロ機能や、表計算機能で必ずしも共通で書式設定や、ルビ機能や、図画作成機能をサポートしているわけではない。なお、複数のOS(プラットフォーム)をサポートしているようである。
鈍重なことで知られるJavaを開発しているサン・マイクロシステムズがオフィススイート分野を支配している Microsoft Office (ミクロソフト オフィス)を蹴落とすために1999年、ドイツの StarDivision 社を買収し、同社画開発していた StarOffice (StarSuite) 5.2 を無料で公開。その後 2000年10月に StarOffice をオープンソースにし、これを OpenOffice.org プロジェクトとした。なお、StarOffice 自体は当時から低機能で、現在も Microsoft Office と対比して機能不足とされる。StarOffice をベースに独自の機能や、バグ修正、仕様変更など行った形で 公開されているが、問題は多い。当初から日本語への対応が非常に弱く、 OpenOffice.org 日本語プロジェクトが誕生したが、プロジェクトの怠惰によって現在も未完成なままである。
世界的にシェアは増加傾向にある。それはプロジェクトの涙ぐましい開発努力によるものではなく、プロプライエタリな文書フォーマットに依存すべきでない官公庁がそれを利用に採用するものである。日本国内では会津若松市、四国中央市、株式会社アシスト、日本以外ではシンガポール共和国国防省、フランス共和国経済・財政・産業省(フランス大蔵省)、ハンガリー共和国国防省、マケドニア共和国財務省、ブリストル市議会など、日本人にはなじみのうすい場所などで採用されている。
OOoと同じく無料オフィスイートとして知られるLibreOfficeは、OOoの開発者の幹部たちが、会社のやり方に嫌気がさして抜け出して作ったといわれている。でもそんなことはOOoやLibreOfficeどちらのホームページにも書かれていないから誰も気にしない。
OpenOffice.orgの最もたる特徴はミクロソフトオフィスとの互換性の高さであるが、公式サイト[3][4]上にOpenOffice.orgについて以下のような特徴を示している。
このソフトは、上にも記述してあるとおり、もともとはドイツ製のソフトウェアである。ドイツは欧米にあたるため、ドイツ語や英語などの機能が豊富で、欧米人にとってもっとも優秀なオープンソースソフトウェアのひとつである。
結局、上位互換のLibreOfficeを使うので[ 誰も気にしない ]。