コテハンとは、固定ハンドルネームの略。名無しでないこと。さらに略してコテとも言われる。ある意味、コテンパンにされるハンディを背負った人。
2chに代表される匿名掲示板では『匿名』であるが故に自由な発言や議論が期待できるが、その流れに乗らず、あえて自らを特定させ、『自分は他の人間とは違う』ことを主張する際に使われる。
このとき、より完全に特定するためにはトリップをつけることが推奨される。トリップがついていないコテハンは誰にでも作り出すことができ、なりすます者が現れると判断が出来ない為である。
ニコニコ動画内でもコテハンをつける場面がいくつかあるが、つけることが推奨されない場合も多い。その場面ごとに空気を読んで行動しましょう。
ユーザー生放送では、コテハン全面禁止のところもあれば、あいさつ・退出時にはコテハンを付ける習慣になっているところ、コテハン必須のところなど様々である。ほとんどの場合はユーザーの自由に任されているが、生主がコテハン推奨や・コテハン禁止を希望する場合もあるので、気になるならまず生主に聞いてみると良いだろう。「コテハンつけて下さいっ!」って言われたらみんなでコテ名乗ればいいと思うよ。
コテハンを名乗る場合は、「@ひろゆき」のように、@マークの後ろに名前を書くのが一般的。@マークを付けると一部のコメントビューアーで自動的にコメントIDとコテハンを関連付け出来るようである。
また、個人を特定する方法として184を解除してIDをオープンにする方法も有効である。IDとはニコニコ動画の1ユーザーに一つ与えられる通し番号で、この番号がわかれば自分のユーザーページに飛ぶことが出来るため、ニコニコ動画内では最も強力な個人特定手段になる。また一見すると目立たないため、コテハンのように余計に自己主張せずにさりげなく個人特定させることが可能である。
動画(チャット関連)でもほとんどは個人の自由に任せられる。ただしチャット目的ではない通常の動画では、コテハンは名乗らないほうが良いだろう。また、ニコニコ動画においても生放送と同様に、184を解除してIDによる特定をさせることも可能である。
ニコニコ大百科の掲示板は、そのデザインからも分かるように2ちゃんねる掲示板の雰囲気を引用しており、従って基本は匿名掲示板としての機能を持っている。無記名の場合は「ななしのよっしん」と表示され、特に名乗る必要のないユーザーは「ななしのよっしん」のままレスを投稿している場合が多い。記名しても発言内容が空気の読めていないものでなければ、それほど叩かれるようなことは無いと思われる。
コテハンをつけることが自然なシチュエーションとしては、お絵カキコ・ピコカキコの投稿(同じ人の別の作品が見たいという需要が存在する)、動画記事などでの記事内容に関連するうp主の書き込み、記事編集議論になっている時のその記事の編集者、などの場合が考えられるが、いずれもコテハンが強制されるわけではなく、自由に選択すればいい。
ID開放はできないが、より強力な特定手段として2ちゃんねると同様にトリップを使用することが出来る。トリップの詳細は該当記事を参照。→トリップ
コテハンを使うと簡単に自己主張することが出来るが、その場の空気を読めないとほかの人を不快にしてしまう場合があるのでよくよく注意するべきである。
空気が読めずに、いろいろと必死なコテハンは「糞コテ」と称される場合がある。糞コテと言われないためには、コテハンを付けた時にはよく空気を読んで、「問題のあるレス」をしないように心がけることである。「空気読んでるつもりなのに叩かれる!」って時は、おとなしく名無しに戻ったほうがいいかも。
コテハン使用上の注意については、「糞コテ」の記事も参照のこと。→糞コテ