サラリーマンとは、日本における会社の中の人の呼称。また社会では階級名のひとつで、立場的にあまり偉くない人を言う。リーマンの愛称で親しまれているがヤリマンとは全く別なので注意が必要である。
日本で最大派閥を形成しているサラリーマンは、当然会社でも最大派閥だが発言力が少ないという特徴を持つ。また近所の人や奥さん・娘・息子にもあまり尊敬されていない。自分自身も「これでいいのだろうか」等の哲学を持っているくせに、さほど深くは考えないため尊敬されなくてもほとんど気にならない人が多い。
会社に行っても重要な事は役員と呼ばれる実力者が決定するため、それほど苦労しなくても生きていける上、そこそこの社会保障も用意されているため、ダメ人間穏やかな人物が多いと言われている。
もちろん遊んで暮らせるほどの所得があるわけでもないので、パチンコや競馬、麻雀などで一攫千金を狙う習性もある。事実夕方のパチンコ屋、休日の競馬場などはサラリーマンばかりである。
一方で会社から失敗できない仕事を命じられる事があるので気が抜けない。命じられた仕事はその会社にとって全然重要では無いのだが、会社としてはリストラしたくてしょうがないため、わざわざ難易度の高い仕事をやらせ、失敗するのを待ってクビにする算段である。もちろん上手く行けば行ったで会社の利益になるので、会社としては全くリスクのない作戦である。
以上の事からサラリーマンとは、哀れな生き物と言える。死ぬまで働け!
サラリーマンには厳しい掟があり、これを守らないと解雇されたり、罵倒されたり、給料がもらえなかったりするので必ず守る必要がある。
どこからどこまでをサラリーマンと呼ぶのか厳格な決まりは無いが、ある程度の基準内に収まっていればサラリーマンと呼んで差し支えないと考えられている。例えば、毎月決められた日に給料が貰える事。領収書のない支出は自腹になってしまう事。カラオケ時の拍手の音がでかい事。どんなへなちょこスイングにもナイスショット!と大声で言える事。花見の場所取り能力が高い事。赤ちょうちんで楽しく酔える事。金券ショップで安い航空券を買っても会社には正規運賃を請求する図々しさを持っている事。奥さんの財布から500円玉を抜いてもばれない技術を持っている事。娘や息子に冷たい目で見られている事。身長が156cmを超えている事。
以上の範囲に収まっていれば、私はサラリーマンだと胸を張っていいだろう。
社内での階級は、社長>社長の親族・愛人>取締役>受付嬢>お局さん>美人社員>サラリーマン>ブスが基本であるが、稀に社長の奥さんが実権を握っている事があり、あなたがイケメンの場合は社長より偉くできる可能性がある。まあ、あなたには無理だと思うが。
本来は哀しみに溢れたサラリーマンが大活躍する、荒唐無稽なマンガやアニメがウケている。
なお、サラリーマン金太郎や課長時代・部長時代の島耕作等は完全なるフィクションであり、あんな事はあり得ないのであくまでも娯楽としてみるように気を付けるべきである。目指すべきは「サザエさん」のマスオさん、アナゴくん、クレヨンしんちゃんの野原ひろしあたりが無難なところであろう。