企業とは、組織のうち経済活動を行う類をさす総称である。
企業は基本的に営利目的で設立されるものであり、一定の経済活動を行うために存在する。ただ、営利を目的とせず「特定の目的のため経済活動を行う」という組織もあり、それらも経済活動を行うという基準で企業として扱われる。
企業のうち、会社法という法律に基づき社団法人資格を有するものは「会社」と呼ばれる。ただし企業は、公認されているかどうか、会社であるかどうかに関係ないため、会社資格のない組織もある組織もすべてまとめて企業と呼ぶ。
極端な話だが、マフィアなどの犯罪組織やヒーロー番組に出てくるような架空の敵勢力も、お金を稼ぐ経済活動を行っている場合は、企業の部類に入るのである。
というよりは、近年の犯罪組織が利益を出すための仕組み・法律を研究して整備していった結果そうなったのであり、「普通の店と経済活動を行う犯罪組織 = どちらも企業」なのではなく、むしろ「犯罪組織の側が企業化してきている」といった方が正しい。
ただし、犯罪組織側の経済活動というのは基本的に、「麻薬」「人身売買」「盗難」「殺人」など法律を無視したたぐいであるため、各国政府はこういったマフィアの経済活動については"非合法な経済活動"と位置づけており、企業ではなくあくまでも犯罪組織としている。
複数の企業が集まって生まれた共同体・組織は「企業共同体」もしくは「企業連合体(企業連)」と呼ぶ。似たような言葉や似た形態の組織では呼び方が異なることもある。
(【例】アメリカの場合では、軍と軍事業界の企業が連携して作る「軍産複合体」などがある)