役人(やくにん)とは、有るところからは金を巻き上げ、無いところからは金を搾り取り、法律に上手く逃げ道を作り曲解すると言った事が仕事の人間である。
彼らは大変多くの仕事があるがその中でも有名な部分を説明する事にする。
この仕事は、越後屋こと役人が、悪代官こと国会議員の先生方に民衆から搾り取った金、すなわち山吹色のお菓子を献上する事で、利権や逃げ道のある法律を作ってもらう事である。これをする事により、彼らはお仕事をするようになるのだ。
金持ちからはそれ相応の金を朝貢用に頂戴し、無いところからは、生命保険に入らさせてでもむしり取る仕事である。 勿論奪った金が足りないと感じた時は、難癖付けて奪い取る金額をつり上げるのである。やはり、奪った物は返したくないらしく絶対言われるまで気づかないふりをするのは彼らの得意技である。
集金によって得たお金を使って自分の物を買うのである。買えない物はほとんど無い。テレビからベット、果てはゴルフ場に芸術品に至るまで生活用品一式から娯楽施設まで揃っちゃうのである。
また、この金銭力を生かして、敵味方両チームに分かれ、片方は町中に芸術と呼ばれる謎の物体を多数配置し、それまた片方はハコモノと呼ばれる施設を建設することによって、どちらがより市民の顰蹙を買えるかを競う遊び、名付けて「ハコモノ将棋」なども好んで行っている。
朝貢の他にも国会議員の相手をする事である。女の人のたくさんいる所でいい気分になったり、料亭と呼ばれる施設に出入りしているらしいが、庶民は誰も「料亭」という建物を知る者はいないので、中で何が行われているかは全く不明である。
天下り、もとい、出世競争から脱落した、もとい、専門知識に精通した優秀な元役人達を、仕事なしで高給という待遇で受け入れない不届きな企業に対し、揚げ足を取れるよう法律や省令を作っておく。不届きな企業には、許可や認可の際は断り、法律の解釈はとにかく悪く取る。「ウチの省庁の元役人が貴社に居れば、すべて適正に行われるから、我々もスムーズに済ませられるんだよ。ね?」
受け入れる余裕などない中小企業からは、天下りを受け入れる大企業が搾り取れるように仕組みを作る。
拒否しているが揚げ足を取りにくい場合は、他では10年に1度くらいの立ち入り監査を毎年やり、相手に対応する手間暇を浪費させて嫌がらせする。が、結局受け入れる方がムダなのでそれは延々と続く。
仮眠室やAV視聴室も完備させ、監査指導と銘をうって朝から夕方まで昼寝かアダルトビデオ鑑賞にいそしむ。
そこまでしても天下れない元役人達は、社団法人などの入れ物を作り、補助金という名目の金を付けて放り込む。仕事は、講習や受験を独占する資格を創設したり、既にある仕事を分割し非効率的にし、なおかつその社団法人とかの専門委託業務としておく。
役人たちは毎年役所から、国から頂いた資金を年の暮れまでにすべて使用しなくてはならないとのお達しを受けている、年末ともなると有り余った資金を消化するために、道路の分離帯を2倍に拡張する工事や、前述したハコモノ将棋、横断歩道の白線を増やしたり、とりあえず既存の道路にまたアスファルトを3メートル塗り重ねたりと、それはそれは大変な忙しさである。
役人の思想と違うので有れば危険思想で有るので問答無用で人権等は全く無視して捕らえる仕事である。これをやる事によって他のお仕事がやりやすくなるので是が非でも追加したいようである。