心霊写真(しんれいしゃしん)とは、特殊な方法によって霊をフィルムに映し込んだ写真のことである。カメラの歴史と共に存在し続けたが、デジタルカメラの普及と共に廃れつつある。
心霊写真は、後述する特定の条件を揃えた場合に霊が呼び寄せられて写るものである。これは意図する、しないにかかわらず発生するため、時にカメラに不慣れな初心者が撮ったスナップ写真が意図せず心霊写真となり、驚かれることも多い。ちなみに、プロの撮った写真に心霊写真がほとんど無いのは、彼らが霊を呼び寄せない方法を心得ているためである。
心霊写真はフィルムカメラに多く、デジタルカメラには少ないとされる。これは加工によって本物とほぼ変わらない心霊写真を容易に偽造出来るようになったこともあるが、それよりも霊をデジタルデータ化することの難しさを示していると思われる。CCDやCMOSの技術向上や、それ以降の回路の改良が待たれるところである。
水は霊を集めやすい。特に激しく水しぶきの飛び散る滝壺は霊にとっては格好の安住の地である。もちろん、雨でもかまわない。しかし、霊は寒さを苦手とするので雪が降るほどに寒いのはいけない。
霊は人の手によってきれいに掃除された場所よりも雑然とした場所を好む傾向がある。綿ぼこりや土ぼこりなどなんでもかまわないので、ほこりの多いところで撮影すると写りやすい。
事故死した霊は地縛霊となるため、写しやすい。特に現場の法面が整備されておらず、天然の岩がむき出しになっているような場合や、うっそうとした森林に囲まれている場合は地縛霊となりやすいようである。
霊が活動するのは夜なので、当然そう言った時間のほうが心霊写真は写しやすい。また、逢魔が時と言われる夕暮れ時ももちろん写しやすい時間である。早朝もそれに次ぐ。
霊は強い光を浴びると一時的に姿を隠すことが出来なくなり、非常に写りやすくなる。これは最重要項目と言ってもよい。
この方法を使用可能なのは構造が単純ないわゆるレンズ付きフィルムのみであるが、高い確率で霊を映し込むことが出来るため紹介する。ただし、霊を召喚するのは危険も伴うので、十分注意して行うべきである