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支持率急落で2018年5月総辞職説…二階が“安倍晋三切り”へ

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安倍晋三政権はもうアウトだ。週末の世論調査で安倍晋三内閣の支持率が10ポイント以上もガタ落ちした。ここへきて自民党議員の“安倍晋三離れ”が一気に加速。ついに二階が“安倍晋三切り”に舵を切ったという。早速、「2018年5月総辞職」説が急浮上している。

自民党では村上誠一郎が2018年3月13日、総務会の場で「内閣総辞職」を促し、石破茂も2018年3月16日、TBS番組の収録で安倍晋三の責任について「政治は自分が関わっていなくても、結果に責任を負わなければいけないことがある」と突き放した。

常日頃から政権に距離を置く2人の発言は、これまでなら「毎度のこと」で片付けられてきたが、今回ばかりは違う。地方からの突き上げもあり、安倍晋三政権擁護では「自民党自体が見放されてしまう」という空気が充満している。

そうした変化に最も敏感なのが、安倍晋三を支える二階だ。2018年3月12日の記者会見で安倍晋三3選について「全く微動だにしない」と言いつつも、意味深長な言葉を発しているのだ。

「我々は野党に言われるままに総辞職するわけではない。自民党自民党として、しっかりとした考えに基づいて自信を取り戻して頑張っていきたい」

裏を返せば、いざとなれば、野党ではなく自民党が総辞職へ動く、ということだ。

自民党内で浮上している総辞職のタイミングは2018年3月5月のGW後だ。さすがに野党も、来年度予算案と予算関連法案の国会審議をすべて拒否するわけにはいかないが、その後にストップするのは間違いない。森友問題一色で働き方改革法案にも手を付けられず、改憲の議論も頓挫、一気に安倍晋三降ろしだ。

「ポイントは国会会期中の総辞職ということ。党員投票ではなく、国会議員だけの投票で次の総裁選びができる。その場合、任期は安倍晋三の残り4カ月間となり、2018年3月9月の総裁選は予定通り実施されます。国会議員投票なら派閥の論理で岸田政調が有利。しかし4カ月後の本番では、党員票が入るので石破が逆転するかもしれない。いずれにせよ、岸田で一遍に世論の空気も変わるでしょうし、2018年9月までずっと総裁選政局で国民の関心を引っ張れる。森友問題も野党の追及も吹っ飛ぶ。策士である二階が考えそうな自民党の起死回生策です」(自民党関係者)

党内で影響力が強い二階が“安倍晋三切り”に舵を切ったのなら、動きは早いのではないか。


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