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社畜

社畜(しゃちく:学名 Karoshi Shachicus、 Capitalism's Livestock)とは、哺乳網霊長目ヒト科の動物で、ヒトを会社が飼い慣らしやすいようにカイゼンしたものである。忍耐力が強く、過酷な環境への適応性が高いため飼育は容易である。主に日本で飼育が盛んだが、一部は海外にも輸出されている。最近では海外にも棲息していることが確認されている。日本の社畜に比べて海外の社畜は耐性が強く頑強であることから積極的に捕獲が推進され日本で飼い慣らされているが、その結果役立たずとなった日本の社畜は淘汰されつつある。日本の社畜はパワハラとアルハラとリストラの恐怖におびえながら必死にこぎ続けるラットレースにいそしむ。

社畜(しゃちく)
保全状況評価
主に日本で飼育
地質時代
新生代第四紀完新世
寿命
過労死,過労自殺等の為、一般に短命
分類
哺乳網霊長目ヒト科
学名
Karoshi Shachicus, Capitalism's Livestock

分類

文系属

理系属

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単純労働であっても自分も科学の支え手であると自負できているうちは良いが実際は残業休出で人生の大半をこのような繰返しで過ごす場合が多い。

体育会系属

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過酷な労働に耐え忍ぶために、シャブを打つ社畜も多い。

社畜の詳細

社畜は会社員の蔑称ではない。先進国の多くではワークライフバランスが成り立っており、そういう環境で働く人々は社畜にはあたらない。

しばしば社畜批判を働きたくないというモラトリアムにすり替える事例が見られる。例として「仕事をなめるな」や「いつまでも学生気分ではダメだ」や「社会人としての覚悟が足りない」と言われるが、社畜ではない人も通常は仕事に責任を持ってあたっている。社畜批判はワークライフバランスの保証や、サービス残業の禁止、理不尽な待遇を改めるよう求める労働基本権の行使の1つであるが、労働基本権を遵守するように主張することが「社会人失格」であるかのようにミスリードされがちである。

多くの社畜は一介の雇われの身なのに何を勘違いしたのか経営者視線のモラル(サービス残、休日返上で働くのは当たり前、有給を使わせないなど)を説くという特徴がある。自らも被雇用者であるにもかかわらず、ブラック企業のやり方に加担して、本来は同じ立場であるはずの労働者の権利を奪う側に回る。

比喩を用いるなら社畜は吸血鬼に血を吸われた犠牲者である。大体の吸血鬼ものの小説等の設定は、吸血鬼に血を吸われた者は、元は普通の人間だが、血を吸われることによって、吸った者に服従するようになる。その血を吸った最初の大元を真祖という。そして、新しく生まれた吸血鬼はまた別の人間の血を吸うために行動を始め、アメーバのように増殖してゆく。社畜の世界に置き換えるなら、真祖をブラック企業、吸血鬼になった元人間を社畜に喩えるのが妥当である。

なお「ブラック企業なら就職できるのに」や、「ブラック企業にすら就職できないクズ」というフレーズも社蓄予備軍にはよく見られるが、 これは一種の犯罪教唆であることも明記しておく。法律を破るように他人を唆すことは犯罪である。

社蓄になると、自分より幸福であるものがすべて間違い、罪悪であるような錯覚に至る(上記のように、「法律が間違っている」と言い出す元人間も現れる)。麻薬などの幻覚作用のある薬よりも社蓄の幻覚作用のほうがよほど重症なのではないだろうか?

社畜の呻き声とそれに対する反論方法

労働は義務だ!働かないのは憲法違反だ!

「働かない者からは人権を取りあげろ!」

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みんな、働いたら休みたい。優しくされたい。ダラけたい。
でも…、でも社畜には許されない…。助けてくれ…。

学生は選り好みをしている(笑)。 or 仕事なぞ選ばなければ(笑)ある or 求人はたくさんある!

起業すればいいじゃん(笑)

学生の自己責任(笑)

俺達だってなぁ(牟田口の演説並みに聞く価値がないので省略)

俺達だってバイトしながら奨学金を返したんだぞ!仕事をえり好み(あまりにも似通った反応が多いので省略)

背景

「フリーズする脳」「脳が冴える15の習慣」(築山 節 著) に、社畜がなぜ生まれてしまったのか考察できる部分が垣間見られたので、参照のため要約して、ここに記す。

※著者は、「パターン化」そのものは悪くないが、脳を鍛えることをしなくなるのは問題であると述べている。

脚注


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