米山 隆一(よねやま りゅういち、1967年9月8日 - )は、日本の政治家、医師、弁護士(第一東京弁護士会)。新潟県知事(公選第20代)。有限会社セイジロー (セイジロー肉店) 代表取締役。
2018年4月16日、自身の金銭の授与のある女性問題(買春行為)が「週刊文春」に報じられる予定であることを受け、支援者らと対応を協議した結果、2018年4月18日の記者会見において知事を辞職する意向を表明、同日、県議会議長に辞職願を提出した。
Twitterで新潟県政に関わることよりも、自身の思想、国政や日本社会の風潮などへの懸念に関する発言が多く、県政と関係のない投稿で軋轢を招くような事態をたびたび起こしていることが報じられている。これに関して自民党の県議会議員からも「県益を損なう」「場外乱闘」などといった批判がなされている。
米山隆一はTwitterでの発信に熱中している理由として「言わずにはいられない、言って実現したい人が政治家になる。人間の言葉が人を変えうるという、ある種『クレージー』な面がある。政治家の本能です。 」と説明しており、軋轢を招く発言についても、ドナルド・トランプがTwitterで過激な発言を繰り広げて支持を集めた例を挙げ、「悪名は無名に勝る」として意識的に行っていると述べている。
中国で民主化運動にかかわり、その後日本に帰化した石平が、官房長官の定例記者会見での東京新聞記者の望月衣塑子の行動について、2017年9月9日に「彼女のやっていることは、何のリスクもない民主主義国家で意地悪質問で政府の記者会見を妨害するだけだ。そんなのを『権力と戦う』とは、吐き気を催すほどの自惚れだ!」と批判したことについて、米山隆一は「望月記者は自国の政府に対し直接対峙している。一方石平氏は今や、祖国を離れ、独裁政権と批判する中国政府と直接対峙することなく日本人向けに中国政府批判を展開しているに過ぎない。闘う望月記者の歌を闘わない石平氏が笑う事は吐き気を催すほど醜悪だと思う」とTwitterで石平の発言を批判した。
石平は、「彼(米山隆一)は意図的に人権侵害を平気で行う中国の独裁政権と民主主義の手続きで選ばれた日本政府と混同している。この本質の差を無視して一方的に私を攻撃するとは公人としては不見識であり卑劣でさえある」、「帰化人の私にとっても日本政府は自国の政府だ。しかし米山隆一は望月記者に関してだけ『自国の政府』の表現を使うが、私を中国政府と結びつける。それは明らかに帰化人を日本人と認めない排外主義的態度だ!」と反論した。米山隆一は「要するに私の申し上げているのは、どこかの独裁国家ならいざ知らず、石平氏の母国である民主主義国家の日本では、『権力と戦う』のに何のリスクも無い状況で言論によって対峙するのは当たり前なのであって、(中略)氏の指摘は全く当たらないという事です。」などと理解を求めた。一連のやり取りについて産経新聞は、「Twitterユーザーから『ヘイト的だ』『差別発言』『見苦しい』『謝れないのか』といった厳しい声があがった」と報じた。なおそれに対して、米山隆一は「中国人の楊敬さんという人は、米国在住のアジア系住民の見分け方についてこう語る。目が澄み切っているのは日本人、狡獪な目をするのは韓国人、そして目つきが狂暴なのは中国人、というところであるという。なるぼと、実に言い得て妙である。」という石平のツイートを引用して、「帰化によって中国人から日本人になられた氏の目つきは、今現在凶暴なのか澄み切っているのか中々興味深いところですが」「帰化したんだから澄み切っているに決まっているだろ!そんなことを言うのは差別だ!とかと言うのはなしでお願いします」と主張した。
大阪府立高の頭髪指導訴訟をめぐるTwitterの投稿で名誉を傷つけられたとして、日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事から550万円の損害賠償を求めた提訴を大阪地裁に行われている。米山隆一は府立高校の責任者は「維新の松井さん」と記した後、「異論を出したものをたたきつぶし党への恭順を誓わせてその従順さに満足する」などと投稿し、この内容に対して、松井は「(松井が)党内でまるで『独裁者』であるかのように振る舞っているとの印象を抱かせる」と指摘し、社会的評価を低下させたと主張している。これに対して米山隆一は、該当の発言は日本維新の会の丸山穂高衆院議員を批判していた橋下徹に対するものだと反論。「何度も誤読だとTwitterで指摘したが、受け入れられなかった。仮に松井氏への批判と受け取られる可能性があったとしても、公党の代表に対する論評の範囲だ」として名誉毀損には当たらないと主張した。