Dictionary

豚肉

豚肉とは、文字通り豚の肉である。

概要

日本国内ではかごしま黒豚やTOKYO X、海外ではイベリコ豚などのブランド豚が有名。

牛肉と比べると脂肪の融点が低いため、口溶けが比較的滑らかな味わいがある。また、牛肉と比較すると値段も比較的安く手に入る。

栄養面では疲労回復効果のあるビタミンB1を多く含み、ビタミンB1の吸収を良くするアリシンを含む大蒜と組み合わせると効果が高い。

豚ヘルペス、トキソプラズマ、E型肝炎など感染症を有しているため、生食は避けるべきとされている。

一部の店では豚のたたきなども提供されているが、上記に感染するリスクがある。

ユダヤ教、イスラム教においては忌避食品とされている。

部位

よく動く部位なので筋肉質で脂肪は少なめ。

硬めではあるがしっかりとした旨みがあるので、シチューやカレーなどの煮込み料理に合う。

肩ロース

赤身に程良く脂肪が入った部位で、適度な歯ごたえとコクのある風味を持つ。

カレーや叉焼、ソテーなどに。

ロース

きめ細かく柔らかな部位で、周囲に脂肪がたっぷりと付いている。

豚カツやポークステーキなどにおすすめ。

ヒレ

脂肪が少なく柔らかな肉質が特徴。

高級な部位であり、ビタミンB1を特に多く含んでもいる。

脂肪が少ないため、加熱し過ぎるとぱさぱさになってしまうので注意。

豚カツなどの油を多く使った料理との相性が良い。

ばら

脂肪と赤身が層とになっている部位で三枚肉とも呼ばれる。

柔らかくて脂肪が多く、非常にコクと風味に優れている。

炒め物、焼き肉、カレー、とん汁、角煮と料理の幅が広い。

骨付きのばら肉はスペアリブと呼ばれ、バーベキューや煮込み料理に使われる。

もも

もも肉と外もも肉に分けられる。

どちらも脂肪が少なくきめ細かい肉質が特徴。

外もも肉はもも肉と比べて色が濃く、やや硬め。

もも肉はハムなどに使われ、外もも肉はシチューから角煮まで万能に使える。

豚足

文字通り豚の足でありコラーゲンを多く含む。

長時間煮込むとゼラチン質となってぷるぷるとした食感になる。

料理としては鹿児島のわんはぎ、沖縄のてびちなどが有名。

主に頭や耳の皮が食される。

こりこりとした食感で和え物に合う。

内臓

ハツ(心臓)

弾力のある独特な食感であり、淡白でクセのない味。

焼き肉や炒め物に合う。

レバー(肝臓)

鉄分やビタミンB2などのミネラルが豊富で、脂質が低くヘルシー。

色鮮やかで張りのあるものが新鮮。

牛乳などで臭みを抜いた後、炒め物やレバカツに。

ガツ(胃袋)

淡白でこりこりした歯触り。

生のものを手に入れた場合は、片栗粉やお酢でぬめりを取ってから使う事。

濃いめの味付けがあい、焼き肉や煮込み料理と相性良し。

マメ(腎臓)

しこしこした食感が特徴。

お湯で茹でてアク抜きをしてから炒め物などに使う。

ヒモ(小腸)、ダイチョウ(大腸)

の小腸、大腸で脂がたっぷりと付いている。

味噌だれに漬けて焼き肉にしたり、ニラと一緒に鍋にしたりすると美味。

タン(舌)

淡白で歯応えがあり、ビタミンBと鉄分が豊富。

牛タンと比べるとさっぱりした味わい。

焼き肉や炒め物にどうぞ。

コブクロ(子宮)

柔らかく、くにゅくにゅとした面白い食感で歯切れが良い。

しっかりと水洗いしたり茹でこぼしたりした後、焼肉などに使う。

関連項目


トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS