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アダルトサイトとは、主に自慰・スタンディングオナベーション・オナニー等の目的のために閲覧する、成人向けインターネットサイトを指す。いわゆるエロサイト。
アダルトサイトは、全世界で大きな比重を占めているインターネットサイトの一形態である。ネット上では白人、黒人、黄色人種、古代ローマ人、大魔神佐々木など、国境・人種を越えてありとあらゆるアダルトコンテンツが氾濫している。ちなみに人種を規制するのはアパルトヘイト。
2005年12月に日本人男性を対象として実施された「あなたがインターネットをはじめた本当の理由は何ですか?」というアンケートでは、「アダルトサイトの利用」が断トツの1位となっている(オリコン調べ)。参考までに、2位は「Winnyというソフトで音楽・映画・18禁ゲームが無料で落とせると聞いたから」であった。
アダルトサイトはそのビジネスモデルにより、会員制サイトと非会員制サイトの2つに分類される。
会員制サイトは、クレジットカードなどで一定の金額を支払い、一定期間の視聴が行えるようになっている。有名AV女優の無修正流出モノを扱うタイプ、売春によるハメ撮り画像・動画を扱うタイプなどが主である。利用者は契約期間中、1バイトでも多くのコンテンツを落とすという過酷なミッションを遂行せねばならず、収集作業に精を出しすぎてミイラになってしまう事件が後を絶たない。
非会員制サイトに関しては、利用者は無料で自由に閲覧することが出来る。しかし無料サイトといっても、運営者は足長おじさんではない。長いのは鼻の下だけである。運営者はサイト内に無数の広告を表示することで収入を得ている場合がほとんどであり、利用者は大量のバナーや騙しリンクを避けながらターゲットを探し出さねばならない。まさに戦場である。
一般に、アダルトサイト利用者が騙しに引っ掛かることなくコンテンツを落とすことができるほど熟練するまでには3年ほどかかると言われており、インターネットの利用開始から1年間は初心者マークをつけることが道路交通法により定められている。
ブロードバンドが普及するまでは、ダイヤルアップ先の電話番号をダイヤルQ2番号に書き換えてしまうソフトウェアを知らないうちにダウンロードさせ、ダイヤルQ2番号に接続させる行為が横行した。しかし今や、「知らないうちにイスラエルへ国際電話をかけていたことになっていて、一ヶ月で数十万円の請求が来た」といったことは過去の出来事であり、現在はレバノンに繋がることが多い。
近年見かけるようになった手口で、実際には利用(または実在)していない有料アダルトサイトの契約が成立したと表示し、送金を要求する手口である。この時、利用者のIPを表示することでネット初心者の恐怖心を煽ることが多い。もしこの場合に被害に遭って警察に通報したとしても、「半年ROMれ」と言われ、逆にインターネットの利用がIT基本法に基づき半年間禁止されてしまうため、注意が必要である。
人間の欲望が渦巻くアダルトサイトは、戦争と並び、人類の科学技術を飛躍的に発展させた。ページを閲覧しているだけでIPがぶっこ抜かれ、氏名・年齢・住所・家族構成・勤務先といった個人情報までもがぶっこ抜かれてしまうというウェブサイトを構築できるスーパーハッカーを生み出したのも、アダルトサイトであった。
言うまでもなく、アダルトサイトに刺激されて生じた技術革新は、多くの罪もない一般市民の犠牲の下に成り立っているのであって、それを享受する我々が無関心でいてはいけない。無関心が真実を見えなくしている。ネットは悪です。