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エクストリーム・サービス残業

エクストリーム・サービス残業(-ざんぎょう)とは、社会人を対象にボランティア労働(サービス残業)にいかにして耐えられるかという五体と精神の持つ体力の限界を試すという難易度の高い忍耐系のエクストリームスポーツである。 この競技は他のエクストリームスポーツと異なり、日本企業の経営陣により、強制的に課されるという要素が強い。錆残という別名も持つ。この競技による死者が年間で1000人を超えているなど、非常に過酷な死のスポーツであることで知られている。

概要

時は平成、バブル崩壊による不況により人件費削除を余儀なくされた。このことに対し企業の経営陣はまるで火病を起こしたかのように人件費削除に必死になっていった。ところが、明治からの伝統ある労働運動の発達の影響からか、搾取しようという姿勢をあからさまにするわけにはいかなかった。

そこで、ワークシェアリングと称し、就職浪人(既卒、第二新卒ともいう)・ニート・引きこもり・フリーターの社員としての労働分配率を0にし仕事が他者に巡っていくというかたちをとっていった。 そうして、その巡ってきた分を合わせて一人分の仕事・給与とすることにより、エクストリームスポーツとしてのサービス残業という競技が誕生していった。 そうして、奴隷身分である社会人に対して、財界・経営陣はこのエクストリームスポーツをスポーツとして必死にプロパカンダしていったのである。

それを遂行するためには労働組合という敵が存在するが、経営陣はYロウか金一封&山吹色のお菓子により、御用組合化にすることによりその場をしのいだという。

さらに、この競技を正式な国技として認定してもらうため、経団連を中心に国会に対しホワイトカラーエグゼンプションを強行採決させようとしている。 ちなみに、語源はというと「偉大なる経営陣様と会社様に賃金の一部の返上するサービスしさえすれば、ニートやフリーターと違い社会人ほど安定できる身分はない(サービスである)」と新自由主義のもとでの社会人という財界の理想定義からである。もちろんそれは搾取を強化するための大本営的な定義であるということを忘れてはならないが…。

強制的に行われることが特徴のこの競技だが、速いペースを保ちつつしなければならず疲労とストレスを蓄積しやすいという特色を持つ難易度が相当高い競技である。

ルール

その日のサービス残業をした時間によって得られる通常ポイントとパフォーマンスによって得られるパフォーマンス点によって競われる。

通常ポイント

パフォーマンスポイントについて

別名

経営陣からは「休養をあたえると体が錆び、利益追従のためによろしくない。」、従業員からは「こんなのでは疲労とストレスからの活性酸素により体が錆びるでないか」・・・という愚痴がよく聞かれる。その両者の愚痴に共通するキーワードの要素をたっぷり含んだ隠語として、「錆残」という別名がついたという説が有力である。

過去の名プレーヤー達

過去にエクストリーム・サービス残業で高得点を挙げたプレーヤーの中でも、特に代表的なプレーヤーを挙げる。なお、いずれのプレーヤーも勇敢に立ち向かいそして命を落としていった偉人達であるが、当サイトの性質上、敬称略で表記する。なお、以下であげるのは命を落としていったプレーヤーのうちのほんの一部である。

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亡くなる前の健一選手とその家族。一番左が健一選手。

失格となったプレーヤー

記録認定の難しさ

これだけ日本中で(または世界中の先進国で)盛んに行われている競技にもかかわらず、実際に命を落としていったプレーヤーに対し、労災認定エクストリーム・サービス残業による記録認定が行われることは滅多にない。というのも、企業側はエクストリーム・サービス残業への参加を社員に積極的に勧めているにも関わらず、プレーヤーが記録認定されることをなぜか嫌っているからである。

以下は、企業側が記録認定をさせないために行っている工夫のほんの例である。

なお、企業のこういった工夫に対抗するための効果的な方法として、プレーヤーの妻が夫の出社時間や帰宅時間、体調等をきめ細かく日記につける方法がある。過去の判例を見ても、これがあるとないとでは記録認定に大きな差が生じる。


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