プレイステーション4(PlayStation 4)とは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が販売する家庭用ゲーム機である。この記事では、その上位版であるプレイステーション4 Pro(PlayStation 4 Pro)についても記述する。
略称は「PS4」「プレステ4」など。動画タグは主に「PS4」が使用されている。
商品名 | プレイステーション4 |
型番 | CUH-1000~ |
発売日 | 2014年2月22日 |
価格 (税別) | 39,980円 |
種別と世代 | 据え置き型:第8世代 |
カラーバリエーション | ジェットブラック グレイシャー・ホワイト |
内容物 | プレイステーション4本体 DUALSHOCK 4 モノラルヘッドセット 電源コード HDMIケーブル USBケーブル 電源コード PlayStation Camera (同梱版のみ) |
2013年2月にアメリカで行われたPlayStation Meetingにて公式に発表された。リード・システムアーキテクトは「クラッシュ・バンディクー」や「ラチェット&クランク」でおなじみのマーク・サーニー氏。Wii UやOUYA、Xbox Oneなどと共に第8世代据置型ゲーム機に含まれる。
キャッチコピーは「世界が、遊びでひとつになる。」「play&peace」「できないことが、できるって、最高だ。」
高い描写力と処理性能、新たなコンテンツとの出会いのサポート、ソーシャルとの融合、そしてPlayStation Vitaや様々なモバイル端末との連携を通じて、没入感のある豊かなゲーム体験を実現すると発表されている。また、クラウド技術を活用したPlayStation Network(PSN)により、ユーザーが時間と場所を問わずにお好みのゲームをプレイできる環境を提供するとの事。
2017年12月7日時点での累計実売台数は7060万台(SIE調べ)。1年前の2016年12月7日では、PlayStation 4 Proとの合算で5000万台突破とのことなので、1年間で約2000万台=半年に約1000万台を売り上げている計算となる。
2016年5月26日時点では4000万台突破と発表しているため、半年毎に1000万台を売るペースは継続していると言える。
E3 2013にて、本体の仕様が公開された。
CUH-2000シリーズおよびCUH-7000シリーズから強化・改良された部分は太字で表記。
本体仕様表
CUH-7000シリーズ (プレイステーション4 Pro) | CUH-2000シリーズ | CUH-1000シリーズ | |
Main Processor | Single-chip custom processor CPU : x86-64 AMD 8コアAPU "Jaguar" GPU : 4.20 TFLOPS, AMD next-generation Radeon based graphics engine | Single-chip custom processor CPU : x86-64 AMD 8コアAPU "Jaguar" GPU : 1.84 TFLOPS, AMD next-generation Radeon based graphics engine | |
メモリ | GDDR5 8GB | ||
ハードドライブ (換装可能) | 1TB HDD | 500GB HDD / 1TB HDD | 500GB HDD / 1TB HDD |
光学ドライブ | Blu-ray Disc 6倍速(CAV)、DVD-ROM 8倍速(CAV)、※CD非対応 | ||
AV入出力 | HDMI出力端子(4K・HDR出力対応) x1 AUXポート x1 (PlayStation Camera接続用) USB3.1 Gen1ポート x3 S/PDIF出力 x1 | HDMI出力端子(HDR出力対応) x1 AUXポート x1 (PlayStation Camera接続用) USB3.1 Gen1ポート x2 S/PDIF出力 x1 | HDMI出力端子 x1 AUXポート x1 (PlayStation Camera接続用) USB3.0ポート x2 S/PDIF出力 x1 |
通信 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0 Ethernet(10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T) x1 | IEEE 802.11b/g/n Bluetooth 2.1+EDR Ethernet(10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T) x1 |
1. CUH-1000/2000シリーズに搭載されているAPUよりもクロックが高いAPUを搭載。
DUALSHOCK 4 仕様表
タッチパッド | 2点検出式タッチパッド クリック機構 静電容量方式 |
モーションセンサー | 6軸検出システム(3軸ジャイロ、3軸加速度) |
その他の機能 | ライトバー 振動機能 スピーカー(モノラル)内蔵 |
接続端子 | USB端子(Micro B) 拡張端子 ステレオヘッドホン/マイク端子 |
無線規格 | BluetoothR Ver2.1+EDR準拠 |
別売りの周辺機器。テレビ台の上に設置しカメラでプレイヤーの姿を撮影することで、身体の動きをモーションキャプチャーしたり、顔認識でログオンするなどの機能を持つ。また、「PlayStation VR」を使用する際は必須となり、同デバイスとの同梱版も販売されている。
PlayStation Camera 仕様表
動画最大サイズ | 1280 × 800 (x2) |
フレームレート | 60fps(1280x800) 120fps(640x400) 240fps(320x192) |
対応フォーマット | RAW YUV(非圧縮) |
従来のPSハードとの互換性は持っておらず、PS3以前のソフトは、メディア版・ダウンロード版ともにプレイ不可能となっている
PS3のタイトルは後述の「PlayStation Now」でプレイ可能。ソニー自身はPS4上でのPS2エミュレーションを模索しているらしく、PS2エミュを使用していると思われるタイトルが海外で販売されている。
ディスク版タイトルをオフラインプレイで楽しむ限りでは、オンライン接続による本体認証は必要ない。また、中古販売の制限もかかっておらず、ディスクの貸し借りなども可能であるという。
基本的にリージョンフリーだが、各ソフトハウスの判断でリージョンロックされる場合もある。
詳細は大百科記事『PlayStation Plus』を参照。
PS4タイトルのオンラインマルチプレイでは、大半のタイトルが加入を必要している。ただし、『Planetside 2』など、一部のタイトルは加入不要となっている。加入が必要かどうかは、パッケージ版裏面の告知やダウンロード版販売ページで確認できる。
一ヶ月定額2,315円+税、三ヶ月定額5,463円+税で利用可能な、PS3/PS4タイトルのクラウドサービスである。パソコンにも対応。
日本では2015年8月20日にクローズドβサービスとして開始された。2015年9月16日にはオープンβ版となったが、それ以降特に正式版開始の宣言もなく正式版となっている。
また、当初はPS Vitaなどにも対応していた上、単品レンタルサービスも存在したものの、2017年8月までにサービス終了している。
PS4からはPSシリーズ初のゲーム配信ができるようになった。また、システムレベルでゲームを録画することができる。プレイ中常に15分前までの分を録画しており、SHAREボタンを押し画面に従うことで、保存したりアップロードしたりすることが出来る。ゲーム配信もこのボタンから。
現在はTwitch、Ustream、ニコニコ生放送、YouTubeで配信ができる。また、ニコニコ生放送は一般会員でも一か月間お試し期間として配信が出来る。ニコニコ生放送では独自の仕様が適用されているが、そちらの詳細は大百科記事『PS4ゲーム配信』を参照。
録画した動画のアップロードはFacebook、YouTube、dailymotion、Twitterに対応している。投稿できる最大再生時間は、各動画サイトの仕様による。
PS4用タイトルのうち、PlayStation VR専用のものについては記事「PlayStation VR」を参照。
また、ニコニコ大百科に記事のないタイトルを含めた公式の一覧については、オフィシャルサイトの「ゲームソフト検索|プレイステーションオフィシャルサイト」を参照。