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社畜(しゃちく:学名 Karoshi Shachicus、 Capitalism's Livestock)とは、哺乳網霊長目ヒト科の動物で、ヒトを会社が飼い慣らしやすいようにカイゼンしたものである。忍耐力が強く、過酷な環境への適応性が高いため飼育は容易である。主に日本で飼育が盛んだが、一部は海外にも輸出されている。最近では海外にも棲息していることが確認されている。日本の社畜に比べて海外の社畜は耐性が強く頑強であることから積極的に捕獲が推進され日本で飼い慣らされているが、その結果役立たずとなった日本の社畜は淘汰されつつある。日本の社畜はパワハラとアルハラとリストラの恐怖におびえながら必死にこぎ続けるラットレースにいそしむ。
社畜(しゃちく) |
保全状況評価 |
主に日本で飼育 |
地質時代 |
新生代第四紀完新世 |
寿命 |
過労死,過労自殺等の為、一般に短命 |
分類 |
哺乳網霊長目ヒト科 |
学名 |
Karoshi Shachicus, Capitalism's Livestock |
文系属†
- エクセルでマクロを使うとズルになります。
- 文系属の社畜増殖政策推進派は理系属の推進派と連携して、ユニークでひねりの効いた、見方によっては隠し自虐ネタとも受け取れるキャッチコピーを出している。最近では、文学作品において伏線として用いられる逆転する結果となる流れ(例えば「私は結婚する」と言ったキャラクターに死が訪れるなど)のようなものとして、過労死や社畜の生き方を拒否した正社員型自宅警備員を増加させることで実は社畜推進派自身の側が日本の崩壊を画策していたことが明るみになっていくのを伏線ネタとして盛り込んだキャッチコピー「反社畜勢力は日本を潰す気か」を出した。
理系属†
- IT環境で頼れる存在。そこには終わらない闘いがある。
- この属性はこれまで知られていた体育会系属以上に社畜増殖政策を推進する政治家との関係が深く、理系活動の財源を安定確保する方法として、社畜を増殖することで社畜の納税増加を図ることが最適であると主張している。2006年8月24日には、この属性と関係の深い公的機関が、非正規惑星が存在すると発表した。この発表は、社畜は幸福であるというキャンペーンを意図している可能性が指摘されている。マスコミ・公共放送は「理科離れ対策」というキャッチコピーによって学生に対し理系に進むよう呼びかけているが、これは理系業界を買い手市場とした上で「代わりはいくらでもいる」の呪文を唱え理系属を社畜化強化することへの協力を目的としている。
- かつて科学の発展は戦争と不可分であると言われていたが、現在の日本においては科学はブラック企業と不可分であると言われている。このように日本の科学界がブラック企業と一体化し全体主義的に硬直したとも言えるような状態になると、その影響は世界に波及し、やがて木星の有人探査が行われる頃には、社畜は原始人のようになり、また社畜飼育者までもが原始人のようになるという説もある。
- 理系属予備軍に限らないが、複数のブラック企業の勤務を転々とした結果、社畜になることを拒否した人の中には正社員型自宅警備員になる場合がある。この場合、本人にとって無意味な転職活動を続けるのみで自分の人生を前進させることができない。この状況は俗に「空回り 何度もできる 日本社会」といわれる。
単純労働であっても自分も科学の支え手であると自負できているうちは良いが実際は残業休出で人生の大半をこのような繰返しで過ごす場合が多い。
体育会系属†
- 体育会系属は、社畜が人間の基本的なあり方であるとの価値観に基づき行動する。
- 劣悪且つ境遇の悪い会社に長時間滞在したがり自由時間よりも拘束時間が好物な変態が大半で、もっとも個体数が多い。体力が豊富で無駄に躍起が有るのでどんな事も従い、引き受け、自分を売る個体もいる。また、自主的に他のヒトをカイゼンして、個体数を破竹の勢いで増やしてゆく大変頼もしい存在である。一見するとサルと見分けがつかない事がある。それに加え、文系、理系に比べて遥かに知性が動物に近いというか、それ以下なのかとにかく低知能な為、外道(狂気)な組織にも忠実で楽しく労働する戦闘民族である。この属性の者は凶暴な上に、その殆どは根性が腐敗しており、目上に尻尾を振って馬鹿が馬鹿組織の為に粉骨砕身して身体を捧げて動かす事が大好きで、スポーツや筋トレ好きの脳筋が多いから筋肉馬鹿が多い。その為、俺最強!!俺無敵!!だと思っているのか定かではないが、中でも特に凶暴な個体だと、会社内で自分より立場の弱い気に入らない人間などに対し裏でインファイト、じごくぐるま、とびひざげり、けたぐりなどの格闘タイプの技を使用して相手に肉体的ダメージを与え、勿論自分が一番正しいと思っているので、相手に定期的にノーマルタイプの技であるいやなおと、ゴーストタイプの技であるほろびのうたなどを聞かせて相手の精神力をガクッと下げさせたり寿命を縮めるなどの拷問・虐待が動物園では流行っている。しかし、それらの愚行は自分よりも真人間、優しい者に対してしか出来ない為、実にタチの悪い悪性新生物である。彼らの行うパワーハラスメントの多くは格闘タイプのわざであり、隠れるのが上手なゴーストタイプには通用しない。頭の良いゴーストタイプは押しなべてブラック経営者となり、格闘タイプのわざで無垢なノーマル社員をいじめ抜くクソ上司をこき使っていることが多い。この地獄のような構造を改善するために近年フェアリータイプが導入されたが、文字通り妖精さんの世界を向いたお花畑政策だったので殆ど奏功しておらず、格闘タイプの技によるパワーハラスメントは未だに横行している。
過酷な労働に耐え忍ぶために、シャブを打つ社畜も多い。
社畜の詳細†
社畜は会社員の蔑称ではない。先進国の多くではワークライフバランスが成り立っており、そういう環境で働く人々は社畜にはあたらない。
しばしば社畜批判を働きたくないというモラトリアムにすり替える事例が見られる。例として「仕事をなめるな」や「いつまでも学生気分ではダメだ」や「社会人としての覚悟が足りない」と言われるが、社畜ではない人も通常は仕事に責任を持ってあたっている。社畜批判はワークライフバランスの保証や、サービス残業の禁止、理不尽な待遇を改めるよう求める労働基本権の行使の1つであるが、労働基本権を遵守するように主張することが「社会人失格」であるかのようにミスリードされがちである。
多くの社畜は一介の雇われの身なのに何を勘違いしたのか経営者視線のモラル(サービス残、休日返上で働くのは当たり前、有給を使わせないなど)を説くという特徴がある。自らも被雇用者であるにもかかわらず、ブラック企業のやり方に加担して、本来は同じ立場であるはずの労働者の権利を奪う側に回る。
比喩を用いるなら社畜は吸血鬼に血を吸われた犠牲者である。大体の吸血鬼ものの小説等の設定は、吸血鬼に血を吸われた者は、元は普通の人間だが、血を吸われることによって、吸った者に服従するようになる。その血を吸った最初の大元を真祖という。そして、新しく生まれた吸血鬼はまた別の人間の血を吸うために行動を始め、アメーバのように増殖してゆく。社畜の世界に置き換えるなら、真祖をブラック企業、吸血鬼になった元人間を社畜に喩えるのが妥当である。
なお「ブラック企業なら就職できるのに」や、「ブラック企業にすら就職できないクズ」というフレーズも社蓄予備軍にはよく見られるが、 これは一種の犯罪教唆であることも明記しておく。法律を破るように他人を唆すことは犯罪である。
社蓄になると、自分より幸福であるものがすべて間違い、罪悪であるような錯覚に至る(上記のように、「法律が間違っている」と言い出す元人間も現れる)。麻薬などの幻覚作用のある薬よりも社蓄の幻覚作用のほうがよほど重症なのではないだろうか?
社畜の呻き声とそれに対する反論方法†
労働は義務だ!働かないのは憲法違反だ!†
- (反論)裁判所が働いていない者を憲法違反だと認定した事例はない。
- (反論)もし仮に認定したとしても、不労についての刑罰を定めた法律は存在しない。現在の日本の法律は「罪刑法定主義」によって運用されているため、働かない者が罰せられることはない。
- (反論)そもそも国際社会において、労働を義務としている憲法はかなり珍しい。大抵の国の場合「国民には労働する'権利がある」となっている。日本でも草案の段階では一貫してこうなっていた。
- (反論)劣悪な労働条件から保護するために生活保護制度がある以上、異常な環境下で働くこと(そしてそんな環境に追い込むこと)こそが幸福追求権を否定する違憲行為である。
「働かない者からは人権を取りあげろ!」†
- (反論)人権は「社蓄様が(保護に値すると認定した)弱者に対して一方的に与えて差し上げている哀れみと慈悲」ではありません。ましてやそれを主張することは、「恥ずかしいこと」でもなく、「常識知らず」でもありません。人権とは、誰しもが持つ「普遍的な、永久の権利」です。
- (反論)日本国憲法第11条
国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。 この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。 |
みんな、働いたら休みたい。優しくされたい。ダラけたい。
でも…、でも社畜には許されない…。助けてくれ…。
学生は選り好みをしている(笑)。 or 仕事なぞ選ばなければ(笑)ある or 求人はたくさんある!†
- (反論)国民には職業選択の自由がある。これは憲法22条で定められている人権である。仕事を選ぶなというのは人権侵害である。
- (反論)選ばずにブラック企業に就職→いうまでもなく体と精神が持たずに退職→「何故そんな企業を選んだのか」 全ての責任を相手に押し付けようとしている。その手には乗らない。
- (反論)初めから学生を使い捨てることを前提としている会社の求人を含めて「求人はある!」なんて言うべきではない。[2]
- (反論)企業が求人(得に介護・飲食)を出す理由は決して業績が順調だからではなく、単純に苛酷な労働環境故に離職率が高く代替の労働力を常に必要としているということであり、そのような、現代の学生の背景を全く考慮しない、有効求人倍率の数字だけを読み取る議論は意味が無い。[3]
- (反論)マネージャクラスの人間でもない限り、仕事を選ばない人間とは、社会的に有害である。就職先がなかなか見つけられなくて困っている人は、生計手段を獲得するために「どんな酷い条件でも良いからとりあえず働きたい」と思いがちであるが、その酷い条件で働くことを受け入れることは、労働者全体の待遇を下げることにつながりかねない。[4]
- 要するに、「就職できなかった」という結果だけ見て愚痴っているだけなのである。理由を考える力などあるとは思えない。
- 大抵このテの意見を口にする人間は最初から椅子取りゲームのイスに座っている状態で(絶対的な安全圏から)「イスを奪い取れ」と言っているに過ぎない。
- 大企業ばかり選ぶな!諦めて中小企業にでも就職しろ!
- (反論)
- 「大手志向が根強く就職難だ」論があふれかえってるけど、大手志向はただの結果だから。企業も雇用形態もえり好みせずに就職した人たちが、
- ばっさばっさと切り捨てられて救済もされず、一方でとんでもない負債抱え込んだ大企業が救済されるのを見たら、誰でも大企業目指すでしょ。そういうこと。
- テラケイ氏 10/5/24のツイッターより引用-
- (反論)
- (学生は大手志向だという根拠になっている)調査アンケートに答える層というのは少なくとも就活に対する意識が平均以上にある人たちであり、
- そういった人たちに就活が本格し始める段階で、第一希望の企業規模を質問すれば、そりゃあ企業規模が大きいところを選ぶのは当然なのでは?
起業すればいいじゃん(笑)†
- (反論)以下のデータを見たあと、次の問に答えよ。
- 「企業倒産件数の推移」http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_eco_companytosan
- (反論)あなたが起業していない理由は何ですか?(特に社畜に有効な反論)
- 問1.企業が倒産する主な要因を述べよ。
- (解答例)利益が出ず、負債が増えてしまい、決算の目処が付かなくなる
- (解答例)取引先が倒産して、売掛金が回収できなくなる(黒字倒産)
- 問2.なぜ企業が人を雇わなくなっているのかを述べよ。
- (解答例)仕事がないので、人を雇う力がないから。
- (解答例)新人を育てる資金的余裕がなく、今いる人員で現場を回さなければ採算が採れなくなるから。日本ブラック会社主義人民共和国連邦ではこれを少数精鋭と呼ぶが、単なる自転車操業であることはいうまでもない。
- 問3.問1、問2の結果より、「起業すればいいじゃん(笑)」という学生に対する意見に対してどう思うかを述べよ。
- (解答例)企業ですら倒産が相次いでいるのに学生如きに銀行が融資するわけがない
- (解答例)なぜ求人が減っているのかを理解していないから出る意見である
- (解答例)社員に逃げられないように賃金を上げて結果自分が潰れるに違いない
- (解答例)「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」という極めて無責任な意見である
- ただし実際に反論すると「そうやってマイナス面を考えるから失敗する」「考え方のせいで不幸になる」と精神論に逃げた上幼稚な水掛け論を始めるので、口をつぐむ方がよい。
学生の自己責任(笑)†
- (反論)
- 2.の反論に続き、次の問に答えよ
- 問4.企業が倒産するもっとも大きな理由を、次の選択肢から選べ。
- ①社員の努力(笑)不足
- ②幹部の経営戦略のミス
- ③学生(笑)のせい
- ④誰も貴社の商品を買わない(笑)せい
- 答え:②
- 解説
- ③…そもそも学生は関わっていないので論外
- ①…社員に対して誰が命令しているのかを考えると、この選択肢も妥当ではない
- ④…商品が買われないのは、顧客のせいではない
- 社畜の大部分は③を選ぶであろう
- 問5.なぜ会社の幹部は、給料や待遇が、一般社員に対して優遇されているのかを述べよ。
- (解答例)一般社員に対して、経営戦略や営業に関わる分、求められる責任が重いから
- (解答例)日本国以外では、結果を出せなければ、一般社員に対して職を失うリスクが高いから。
- 問6.問4並びに問5より、「学生の自己責任(笑)」に対して反論せよ
- (解答例)企業が相次いて倒産し、人を雇う余力がないのは学生の責任ではない
- (解答例)雇用情勢の悪化という社会的要因に対する責任を、学生のみに転嫁するのはおかしい。社会的要因に対する責任は、経営に携わる人間にある。
- (解答例)20年間も日本のみがゼロ成長であるのは学生の責任ではない。今日本国の経営に携わっている全ての人間の責任のほうが重い。
俺達だってなぁ(牟田口の演説並みに聞く価値がないので省略)†
- (反論)
- あなたが大変なのは学生のせいではありません。あなたの上司のせいです。文句は上司に言ってはいかがですか?
俺達だってバイトしながら奨学金を返したんだぞ!仕事をえり好み(あまりにも似通った反応が多いので省略)†
- (反論)
- あなた方の世代も大変だったんですね。でも僕達の世代には僕達特有の苦労があります。あなた方が彼ら学生の、置かれた状況、彼らの世代特有の苦労を想像もしないで一方的に断罪するように、僕達もあなた方の苦労など、はっきり言って知ったことじゃないんですよ。
- そんなに苦労したことを主張されたいのであれば、あなた方を苦労させた人間や制度に文句を言うべきであり、(あなた方の代わりに学生ローンがおかしいのではないかと問題提起している)学生に対していちゃもん文句付けるのは筋違いですよ。単に自分が不幸であると自覚してしまう言動を受け入れられないだけでしょ?[5]
- 学生のデモにいちゃもんをつける暇があれば、学生が職をえり好まなくても、生活できるような社会を作るべきだったのでは?
- 立場が低いと一方的に看做した人間に対しては社畜って本当に強気になるよね。そうか、上司に言っちゃったらクビになっちゃうもんね(笑)。「お前の代わりなんていくらでもいる」とか言われて。
- ぶっちゃけお前らが頑張れたのはヒロポン呑んで肉体ブーストさせてたおかげだろ。ドーピングを開き直る人間の屑だって、はっきりわかんだね。
「フリーズする脳」「脳が冴える15の習慣」(築山 節 著) に、社畜がなぜ生まれてしまったのか考察できる部分が垣間見られたので、参照のため要約して、ここに記す。
- パターン化された生活は、脳の前頭葉の働きを鈍らせる
- 決められた時間内に物事を終わらせる訓練を日夜しておかないと、物事の重要性がわからなくなる
- 仕事は無限に掘り下げることができる。ゆえに、↑の訓練を怠ると、寝るまでずーっと仕事をするという悪循環に陥る
- 限られた環境での成功体験は、しばしば行動をパターン化してしまい、フェイントやトラブルへの適応能力を鈍らせる
- 物事の重要性が分からなくなると、今自分が何をしているのかもわからなくなる。そのため整理整頓も疎かになり、仕事用のカバンの中に何が入っているのかさえも把握できなくなる(優先順位の決定が出来ているなら、カバンの中には”優先して終わらせるべき仕事”に関するものしか入っていない筈である)
- 立場が高くなると、自分が譲歩せずとも相手が譲歩してくれることが多くなるので、頑固になる傾向がある。これはボケへの第一歩である。また、自分の感情系を抑止する訓練をしなくても許されてしまうので、感情が即座に爆発してしまうようになる傾向がある。
- 「これでいいや」が許されたり、「部下に任せる」といった逃げ道が用意されてしまうと、その人の、”相手の真意を読み取り、即座に筋の通る話をする能力”が鍛えられなくなり、脳がフリーズしたようになってしまう
※著者は、「パターン化」そのものは悪くないが、脳を鍛えることをしなくなるのは問題であると述べている。
- このキャッチコピーが出された時期に社畜増殖政策推進派が反社畜勢力として注視していた団体が、実際に反社畜勢力の一員であったかどうかについては未解明な部分が多いとされる。
- http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/より引用
- 2013年、ついに国連からも、長時間労働や過労死の実態に懸念を示したうえで、防止対策の強化を求める勧告が出された。
- 例えば「日給5000円で全然良いんで、とりあえず雇ってください」という人が現れると、経営者からすれば「これだったら、別に日給1万円で働いている人を雇う必要は無いな」という価値判断が働く。同様に「雇用保険とか入らなくて良いです」という労働者が現れると「じゃあ、別に"雇用保険に入りたい"という労働者を雇う必要は無いな」と恐らく経営者は考える。こうしてほかの労働者の待遇がどんどん引き下げられていく負のスパイラルが発生する。つまり、事実上の黄犬契約が罷り通るようになる。
- この一例においても、彼らが謂う「苦労した人間ほど他人に優しくなれる」というフレーズが大嘘であることがわかる。日本社会における「苦労した人間」は、「苦労したこと」を免罪符として、他人にそれ以上に苦労することを求める(もはや社畜ではなく鬼畜といったほうが相応しい)のである。そしてその苦労の積み重ねで死んだときのみ「本当に○○が必要だった人」となり、同情を集めるのである。