JKビジネス(ジェーケー)とは、東京の夜の街に蔓延る、ギリギリ合法(場合によっては違法)な女装高齢者による半性的接待である。
女装高齢者ビジネス(Josoo Kooreisha Business、略してJKビジネス)が栄え始めたのは2006年の事である。その頃のアキバのオタクと呼ばれる者達はアニメなどの二次元だけでなく、現実世界の女子高校生や中学生などの女子学生さえも性の対象に定め始めており、体の底から漲る性欲を抑えられずに犯罪に手を染めるオタクも少なくなく、そういった者達による犯罪が社会問題となりつつあった。
そんな中、とあるマッサージ店の店主はそのオタク達の実態に着目した、「これは金になるんじゃないか」と。店主は家出した女子学生などに寄り添い、真摯に相談に乗り(実際には乗った振りをし)、自らの店に招き入れて住居を提供するという条件で働かせ始めた。一時はガッポガッポ儲かっていた店主だが、やがて背の高いオニイヤンの目に止まり、敢え無く逮捕された。しかしそのニュースを読んだ他の貪欲なマッサージ店主達は、こんなけったいな結論に辿り着いてしまう。
未成年じゃなけりゃいいんじゃね!?
未成年といえば高齢者だ。だが高齢者とはいえ許可も得ず女性に性接待をさせてはいつ警察の御用になろうとおかしくないが、女装趣味のある老人男性であれば、働くのはあくまで少し変わった趣味を持った男性達だというだけで、警察の目に止まる訳でもない。店主達は年金生活をしている男の老人達をスカウトし、中でも女装に趣味のある者を雇い入れた。店員の見た目が見るからに男だった場合、オタクは寄り付こうともしないからだ。
結局、「女装した男性高齢者によるサービス」のアイデアは大ヒット、多種多様なJKビジネスが生まれ始め、更には「JKお散歩」などの、店内だけに限らず女装高齢者とデートが出来るサービスも登場、オタクどころかゲイと呼ばれる人達にも広く受け入れられる様になる。その後JKビジネスは発展を極め、2015年現在も尚、一部の人々から多大な人気を集めている。
前述の通り、JKビジネスは法律的、外見的な観点から女装した男性高齢者に接待を行わせている。JKビジネスは「JKビジネス」という名の具体的な仕事がある訳ではなく、「お散歩」や「リフレ」などの複数なサービスから構成されている。以下にその一部を紹介する。
高齢者店員(しつこいようだが、女装した男性である)のトランクスを需要があるかないかは別にして思う存分見る事が出来る。パンツではない。
店員の膝に寝転ぶ事が出来る。毛がチクチクするのはご愛想。
要するにデート。店員はカラオケで客と一緒に演歌を歌ったり、共に野村萬斎の狂言を見たり、カフェで第二次世界大戦の時の悲しい実話を二時間かけて聞かせたりと、客を飽きさせない様接客を行う。
店員の体臭(加齢臭、ワキガなど)をくまなく嗅ぐ事の出来るサービス。通常料金設定はどの店でも高めである事が多い。
最も、犯罪スレスレのこのビジネスにはトラブルも付き物である。最近はマナーの無い客が増えてきており、中にはキスをしようとしたり、押し倒してしまうなどの非常に猥褻な行為を働くなど、相手が高齢者だという事を利用して卑劣な犯罪に手を染める者もいる。だがその辺の監視はお世辞でも適切になされているとは言えず、ほぼ犯罪に等しい行為もかなりの確率でただの「トラブル」として処理され、スルーされているのが現状である。