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私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

http://images.uncyc.org/ja/6/64/Aonisai.gif この項目は、主に現役中二病の視点により書き込まれています。
この記事は主に勉強も部活もやらずに暇をもてあました中高生が中二病全開で執筆しています。内容には受け入れがたいものがある可能性があります(ただし執筆した当人は本気で面白いと思っています)。あまりの痛々しさに直視できない場合は、ウィキペディアに逃げてそちらの記事を改善するか、検索サイトでも使っててください。発達心理学者の方は、まれに研究対象として役に立つかもしれないのでがんばって読んであげてください。

がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(わたしがもてないのはどうかんがえてもおまえらがわるい!)とは、グローバル社会を勝ち抜くための決め文句である。

概要

この言葉を分かりやすく解説するとつまり、弱者が社会に向かって「が愛されないのはどう考えてもお前らが悪い!」と言ったところで誰も気にかけることはないが、強そうなアメリカ人中国人が「我が国の商品がモテないのはどう考えても日本人お前らが悪い!」といえば、日本人は疎ましく思いながらも、大人しくいうことを聞くということである。

その世界的原理に辟易した日本人谷川ニコが、そんな原理を体現した日本人女子高生主人公にした漫画を描いてストレス発散を試みた。しかし、それでもその女子高生からの冷たい秋波を乗り越えて逞しく生き抜き続けた。アニメ化して声も奪ってやろうと画策した輩もいたが、無駄に終わった。以下では、日本人のためにこのアニメの登場人物を用いて略称・ワタモテ原理の解説を行い、勝利の戦術を学んでみたい。

登場人物

黒木智子

作中サイコーの充実生活を誇る主人公である。どこまで充実しているかというと、一片の営業スマイルさえ浮かべず、ただ悪態をついているだけで、既に多数の外部者にその名を知られ、非常に愛されているからである。

その意味でモテモテにも関わらず、智子は「モテないし…」などと愚痴めいたことを漏らす。ここに本当のことを書いてしまおう。智子は実のところ、自分が既にモテモテであることを深く自覚しており、あれらの言葉はすべて他人に向けた言葉なのである。つまり、自分欲望をすべて充足させている智子は、いまだ欲望の定義や満たし方を理解していない顔も名前も知らぬたちに向かって「普通の美感覚に囚われている限り、君らはモテてないよ」とアドバイスしているのだ。それを深く認識して発される智子の言葉は、表面上の美しかモテない欧米のアイドルよりも遥かに深く皆の心を穿つことができる。

智子は一見して、常に苦悶しているようにみえる。しかし、それは表面上だけのことだ。智子は、排斥されてしまったや物に対する憐みの念を決して忘れないマザー・テレサに匹敵する慈悲深き人間である。現代資本主義を生きる女子にとって必須スキルである「のためだけに笑顔を浮かべる」という戦略を智子は決して採らない。そのために現実社会で排斥されてしまうこともあるが、智子はそれを「栄誉ある孤立」として一人受け入れる。それがまた一般的日本人以外からの好感を高めている。

智子は積極的に外へ赴く。ネット活動も盛んに行う。それは智子が「モテないのはどう考えても世間の奴らだ」と心底から思っているからだろう。一般人は智子の客観的立場に到底耐えられない。

智子にとっては、世界中の社会運動はこの上ない同志である。格差社会打倒の叫びは通常上品に翻訳加工されてからお茶の間に届くものだが、智子の耳にはああした叫びが「がモテない者なのはどう考えてもウォール街が悪い!」と原語のニュアンス通りに聞こえるので、誰よりも親近感を感じられる。

黒木智貴

智子の弟である。サッカー部のフォワードを務める花形中学生で、強豪高校からスカウトされている。女子生徒からの人気も高い。

これらの要素は全て、弟は高校入学後高確率で挫折し、智子以上に深い悩みを抱えることを示唆している。すると、あれだけあるようにみえた女子生徒からの人気はすべて雲散霧消し、不登校になる危険だってある。その時、弟は鬱屈し、「生まれてこのかた僕は何もやってきませんでした」と言い出すに違いない。典型的な不登校児の言い分だが、社会の価値を疑うことを知らない弟にはピンチへの耐性がないのである。

そうなったら、こうした問題には何十倍も耐性のある智子の出番だ。智子は挫折した弟の人生を誇り高く語ってくれ、元の生活を取り戻させてくれる手伝いをしてくれることだろう。姉上としての面目躍如である。

ゆうちゃん

黒木智子の中学以来のお友達である。中学の頃は共通の趣味を持つ友人だったが、高校に入ってからは表向きだけ明るく行動的に振る舞うという無慈悲で悪名深き慣習に染まっていった。彼女は中学時代、「池袋が裏文化ということにされたのは、どう考えても社会が悪い!」と叫んで、智子と意気投合する仲だったが、今は「社会で優勢な考え方が自分を考える!」ことを学んで、過去の自分と手を切ろうとしている。

そのため、「その社会お前を裏切ったらどうするの?」と智子に常に心配されている。「お前らが悪い!」と叫ぶ精神をうしなった「喪女」はやがてグローバル資本の併せ持つ闇にとことん搾取されることだろう。

教訓

慈悲深き黒木智子は社会に出る前から、何のおしゃれもしない内にAKB48も韓流スターも上回る人気を手に入れている。

しかし、鬼才・智子という貴重な才能を普通の日本人は評価できないようである。その影響からか智子は日本語による授業に疎外感を覚えているようで、それほど高い成績を挙げていないようだ。

それでも、生まれてこの方ずっとこの調子だった智子は大丈夫だ。日本社会はどんどん米国中国に侵蝕され、智子を排除する日本人社会の同調圧力は低下の一途を辿っている。日本衰退の趨勢が続けば、「お前らが悪い」と他者に責任を求める才能に長けた米中両国人民に智子は気に入られ、「世界の風潮を最も取り込んだ話の分かる日本人」として、生前から銅像が建てられることだろう。

世界を見渡せば、多くの歴史的事件が「が雇われないのはどう考えてもお前らが悪い!」という叫びから生まれたことを寸時に理解できるだろう。実力・技能をつけた人間によるそのような叫びが、全ての原動力なのだ。まだ高校生の黒木智子にはそうした実力をつける時間が大量にある。社会から存在を無視される者に最も優しい眼差しを向けることができる智子の将来は、弟よりも100倍明るく輝いている。

「智子は凄いぞ、天才的だぞ、将来楽しみだ~♪」
    がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! について、野原しんのすけ

関連項目


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