#author("2018-04-06T10:39:12+09:00","","") #author("2018-05-01T19:25:13+09:00","","") [[ニュース]] *イラク日報隠蔽問題 元凶は[[稲田朋美]]の“[[ポンコツ]]答弁” [#y8a6e79f] https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/226/529/32e27ead43272b19849a6a8131298ce920180405121535966_262_262.jpg [[安倍晋三]]政権の[[隠蔽体質]]は底なしだ。「存在しなかった」と説明してきたイラク派遣部隊の日報が実際には2017年3月時点で存在が確認されていたのに、当時の[[稲田朋美]]ら上層部に報告されていなかったことが判明した。1年以上も日報を[[隠蔽]]してきた理由は何なのか。そこには複雑な要因が錯綜するが、これでハッキリしてきたことがある。この政権の退陣はもう避けられないのではないか。 **再び[[安倍晋三]]のアキレス腱に [#u265a9c9] イラク派遣時の日報は2017年2月、「廃棄した」はずの南スーダンPKOの日報が見つかり、国会が紛糾する中、野党が取り上げた。2月16日の資料要求に対し、[[防衛省]]は「不存在」と回答。20日の衆院予算委で、当時防衛相の[[稲田朋美]]は「残っていないことを確認した」とキッパリと断言した。 ところが、2017年3月から始めた南スーダンPKOの日報[[隠蔽]]問題の特別防衛監察の過程で、2017年3月27日に陸自研究本部教訓センターの外付けハードディスクからイラクの日報が保存されていたことを確認。日報発見を知った教訓センター長以下が、それでも上層部に報告をためらった背景に、[[稲田朋美]]の踏み込み過ぎた答弁があったのは間違いないだろう。 「日報の存在を断定的に否定した大臣答弁が[[防衛省]]内部の配慮を生み、言うに言えない環境をつくり出したのではないか。[[財務省]]の森友文書[[改ざん]]の直前に、[[安倍晋三]]が『[[私>安倍晋三]]や[[妻>安倍昭恵]]が関係していたら間違いなく総理大臣も国会議員も辞める』と豪語したのと同じ構図です」(高千穂大の五野井郁夫=国際政治) 「日報の存在を断定的に否定した大臣答弁が[[防衛省]]内部の配慮を生み、言うに言えない環境をつくり出したのではないか。[[財務省]]の森友文書[[改ざん]]の直前に、[[安倍晋三]]が『[[私>安倍晋三]]や[[妻>安倍昭恵]]が関係していたら間違いなく総理大臣も[[国会議員]]も辞める』と豪語したのと同じ構図です」(高千穂大の五野井郁夫=国際政治) その上、当時の[[稲田朋美]]は南スーダンPKOの日報[[隠蔽]]に加え、弁護士の夫と共に森友学園の顧問弁護士を務めていたのに、国会で「務めていない」と&size(20){''虚偽答弁した''};ことで、大炎上。グダグダ答弁連発の末、6月に都議選の応援演説での「[[防衛省]]・[[自衛隊]]、防衛相、[[自民党]]としても(支援を)お願いしたい」の問題発言が決定打となり、翌月、辞任に追い込まれた。 この時期に[[稲田朋美]]の強弁を覆す、イラク日報発見の事実が表に出れば、野党が勢いづくのは必至。[[稲田朋美]]のクビどころか、共謀罪審議の紛糾も含め、モリカケ問題に2つの日報[[隠蔽]]が重なり、内閣がいつ吹き飛んでも、おかしくなかった。 小野寺は「重大な情報がなぜ上がっていなかったか調査する必要がある」と語ったが、疑惑まみれの政権が事務方の数々の[[忖度]]を生み出した自覚はあるのか。 しかも、国会対応を担う統合幕僚監部が2018年3月2日に日報の提出を受けながら、予算審議が[[財務省]]の公文書[[改ざん]]一色だった時期を避け、2018年度予算の成立まで公表を控えた疑惑も晴れていない。 [[民進党]]の小西洋之は「[[防衛省]]だけでは抱えきれないので、官邸に相談し、『公表はちょっと待ってくれ』と指示された可能性がある」と推論したが、公表すれば野党に[[稲田朋美]]の参考人招致を求められるのは目に見えている。 関係者の間で2017年の国会のトラウマから「彼女を表舞台に出すな」という見えない力が働き、[[隠蔽]]が長引いた可能性は十分にある。 「小野寺は『事務方の問題が大きい』と発言。政権側は責任を[[防衛省]]の事務方に押しつけるシナリオでしょうが、仮に日報の存在の報告を受けていなかったのなら、[[官僚]]を掌握・統制できていない政権の証明になる。知っていたら、完全なる組織的隠蔽です。どちらに転んでも、[[安倍晋三]]政権が恥じるべき問題です」(五野井郁夫) [[安倍昭恵]]と[[稲田朋美]]。2017年に引き続き、2人の[[女性]]が[[安倍晋三]]の“アキレス腱”となり、退陣必至の状況に近づいてきた。