#author("2018-05-08T16:35:46+09:00","","")

#author("2018-05-09T14:43:41+09:00","","")

[[Dictionary]]

*ハセカラ騒動 [#lb569ec4]
千葉県の[[高校生]] 長谷川亮太と、[[唐澤貴洋]]を巡る一連の炎上騒ぎは、2人の苗字をとって「ハセカラ騒動」と呼ばれています。また、長谷川亮太や[[唐澤貴洋]]にちょっかいをかけたりイタズラしたりするユーザーは、「ハセカラ民」や「恒心教徒」と呼ばれています。

**第1段階:[[唐澤貴洋]]が[[インターネット]]掲示板[[ユーザー]]に発見され、[[馬鹿]]にされる。 [#a20f5b35]
[[2ちゃんねる]]の「なんでも実況J板」に、「八神太一」と名乗る[[ユーザー]]がいました。「八神太一」は長年にわたり、誹謗中傷、[[犯罪]]自慢、虚言、他人に対する攻撃や挑発など、迷惑で悪質な書き込みを繰り返していたため、非常に嫌われておりました。そんなある日、[[掲示板>電子掲示板]]上で煽られた彼は、[[自分]]の合格した大学の合格証を自ら[[インターネット]]上に公開してしまいます。これをきっかけとして、日頃から彼の書き込みを不愉快に思っていた[[ユーザー]]達により、彼の本名や住所など、[[個人情報]]が次々と[[特定]]されてしまいました。

[[長谷川亮太]]は[[特定]]された直後も、その状況を楽しんでいるような余裕の発言を繰り返し、「有名人になった」などとはしゃいでいました。しかし、過去の悪質な書き込みと[[自分]]の[[個人情報]]が紐づけられることの重大さに気づいた[[長谷川亮太]]は、[[自分]]の[[個人情報]]などを書かないよう、慌てて[[掲示板]][[ユーザー]]に要請し始めます。それでも効果がないとみると、「[[インターネット]]の誹謗[[中傷]]対策に詳しい」と称する[[弁護士]] [[唐澤貴洋]]に依頼し、法的措置をちらつかせ鎮火を試みます。

まさかの弁護士の登場に、長谷川亮太の本名などを書き込んでいた多くの[[掲示板]][[ユーザー]]は震え上がりました。この時、長谷川亮太に対する反感こそさらに高まったものの、[[唐澤貴洋]]を逆恨みして攻撃するような者はほとんどいませんでした。むしろ、自業自得で炎上した[[クソ]][[ガキ]]の弁護をしなければならない[[唐澤貴洋]]はかわいそうだとか、仕事のひとつとして真摯に対応していて立派だという意見さえみられました。

しかし、[[唐澤貴洋]]の過去の職務上の不手際や、非常識な言動が次々に発見され、だんだんと彼の弁護士としての能力や[[人間]]性に疑問符がつくようになります。そのうえ、[[唐澤貴洋]]のとった法的措置(IP開示請求)には実際にはほとんど意味がなく、こけおどしにすぎない、という見解がユーザー間で多数を占めるようになります。

こうして、[[掲示板]]上には[[唐澤貴洋]]を小[[馬鹿]]にする書き込みや、[[唐澤貴洋]]を「無能弁護士」などと評価する書き込みが目立つようになっていきました。

**第2段階:[[唐澤貴洋]]は火に油を注ぎ、ますます[[馬鹿]]にされる。 [#z77ff1d7]
この時点で、[[唐澤貴洋]]の受けた被害といえば「ひょんなことから[[掲示板]][[ユーザー]]に注目され、茶化されたり[[馬鹿]]にされた」だけでした。このような炎上騒ぎは[[インターネット]]上ではままあることですが、たいていは黙っていれば自然に鎮火し、忘れ去られていくものです。

しかし、プライドを大いに傷つけられた[[唐澤貴洋]]は、[[掲示板]][[ユーザー]]からの悪口や茶化し、さらには純粋な批判にさえ、いちいち過剰反応してしまいました。特に、自らに対する書き込み223件に片っ端から法的措置(IP開示請求)をとったことが有名です。このとき法的措置をとられた書き込みの中には、「[[うんこ]]たれ弁護士」などの[[小学生]]レベルの悪口や、「[[唐澤貴洋]]さんを犯罪者呼ばわりするのはやめようよ」などの擁護意見すら含まれていました。これで、[[掲示板]][[ユーザー]]の[[唐澤貴洋]]への心証は決定的に悪化してしましました。

その後、[[唐澤貴洋]]は突如[[Twitter]]でポエム(空は何色か)を披露したり、[[Facebook]]で演説(愛なき時代に愛を。)を始めたりします。これらの発言は、[[掲示板]]の一般[[ユーザー]]の目には「奇行」と映り、面白がられたり、ふざけて真似されたりしました。このように、茶化せば茶化すほど面白い反応が返ってきたことで、[[掲示板]][[ユーザー]]は「[[唐澤貴洋]]をもっと[[馬鹿]]にして、もっと面白い反応を見たい」という風潮を加速させていきます。

[[唐澤貴洋]]の反応を引き出すために、茶化し・嫌がらせはエスカレートし続け、[[唐澤貴洋]]は「[[インターネット]]上の玩具」のような扱いになってしまいます。こういった[[インターネット]]上の空気に乗せられて、半ば冗談のつもりで[[唐澤貴洋]]への殺害予告をする者まで現れてしまいます。

その一方で、[[唐澤貴洋]]の出自や過去の弁護活動が詳しく調べ上げられ、研究考察の対象となってしまいました。様々な事実が明るみに出るにつれ、[[唐澤貴洋]]には「悪徳弁護士」のレッテルが貼られ、また上流階級の世間知らずなお坊ちゃまであるとみなされてしまいました。このことは、[[唐澤貴洋]]への攻撃をエスカレートさせる材料となりました。

一方、騒動の発端である[[長谷川亮太]]はその後どうなったのでしょうか?自己顕示欲の強かった[[長谷川亮太]]ですが、[[特定]]されて以降は、これ以上火に油を注がないよう沈黙を保ち続けていました。しかし、[[唐澤貴洋]]がいつまでも「面白い反応」を続けたせいで騒動は鎮火することなく、[[長谷川亮太]]への誹謗[[中傷]]・嫌がらせも止むことなく延々と続いてしまいました。

このことから、[[唐澤貴洋]]は[[インターネット]]上の誹謗中傷を解決するどころか、[[唐澤貴洋]]のせいで炎上規模が拡大し、騒動が長期化してしまった、との見方さえあります。

**第3段階:騒動が「[[インターネット]]上の面白い[[コンテンツ]]」と化し、ひとり歩きし始める。 [#m67820f0]
こうして騒動が長期化した結果、[[唐澤貴洋]]と[[長谷川亮太]]は、「[[2ちゃんねる]]」だけでなく「[[Twitter]]」や「[[ニコニコ動画]]」など、[[インターネット]]上の他の[[コミュニティ]]でも次第に知名度を上げていきます。その結果、当初の[[掲示板]][[ユーザー]]だけでなく、この騒動を面白がって他のサイトから集まってきた多くの[[インターネット]][[ユーザー]]が騒動に仲間入りするようになります。

良くも悪くも、多様なユーザーが集結してしまったことにより、次々に新しい茶化し方・嫌がらせが考案され、実行に移されていきます。訴求力のある[[コンテンツ]]は騒動をさらに広め、[[インターネット]][[ユーザー]]をさらに呼び寄せます。こうして騒動はひとり歩きし、「自給自足」の時代に突入します。ここまで膨れ上がると、もはや誰にも鎮火できません。長谷川亮太と[[唐澤貴洋]]への茶化し・いじり・嫌がらせは「不謹慎で面白い[[インターネット]][[コンテンツ]]」の一種と化してしまったのです。

良くも悪くも、多様なユーザーが集結してしまったことにより、次々に新しい茶化し方・嫌がらせが考案され、実行に移されていきます。訴求力のある[[コンテンツ]]は騒動をさらに広め、[[インターネット]][[ユーザー]]をさらに呼び寄せます。こうして騒動はひとり歩きし、「自給自足」の時代に突入します。ここまで膨れ上がると、もはや誰にも鎮火できません。長谷川亮太と[[唐澤貴洋]]への茶化し・いじり・嫌がらせは「[[不謹慎]]で面白い[[インターネット]][[コンテンツ]]」の一種と化してしまったのです。

 
例えば、
-[[唐澤貴洋]]弁護士を崇拝する新興宗教(恒心教)が成立したり、
-[[唐澤貴洋]]や長谷川亮太を茶化す歌が多数作曲されたり、
-[[唐澤貴洋]]や長谷川亮太の下品なCG[[アニメ]]が作られたり、
-[[唐澤貴洋]]をモチーフにしたシールが街中いたるところに貼り付けられたり、
-[[唐澤貴洋]]の法律事務所を勝手に宣伝する10円硬貨が流通したり、
-[[唐澤貴洋]]と同僚と父親の倒錯的な官能小説が多数投稿されたり、
-[[唐澤貴洋]]を名乗る者により数十のウェブサイトがハッキングされたり、
-[[唐澤貴洋]]の誕生日を記念する競馬の協賛レースが行われたり、
-[[長谷川亮太]]の父親の自動車が汚損されGPSを取り付けられたり、
-[[長谷川亮太]]の実家の玄関マットや置物が盗難されたり、
-[[長谷川亮太]]の顔と名前が凶悪事件の[[犯人]]や[[アイドル]]の淫行相手として拡散されたり、
-[[長谷川亮太]]や[[唐澤貴洋]]になりすまして年賀状が送られ、[[Twitter]]アカウントが作られ、
-電子書籍が出版され、爆破予告のメールが公的機関に送りつけられたりしました。

こうして「[[インターネット]]に強い弁護士」[[唐澤貴洋]]は、[[日本]]の[[インターネット]]史上、類を見ない規模の炎上の爆心地になってしまいました。

この「ハセカラ騒動」は、今日も続いています。

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