#author("2018-04-02T21:35:35+09:00","","") #author("2018-04-02T21:46:51+09:00","","") [[Dictionary]] *上意下達 [#ofa95aee] 上意下達(じょういかたつ)は、トップダウンとも呼ばれ、組織の最上位者が全てを判断、決定する方式であり、[[民主主義]]に対して極めて迅速性・一貫性に富む経営方式である。 **完成度 [#zf895bbf] [[民主主義]]がたかだか200~300年程度の歴史しかないのに対し、この方式は数千年の歴史を誇り、完成度が高い。 例えば、トップに権力や責任が集中すると思われがちであるが、手柄は権力とともにトップのものとなるが、失敗の場合の責任は巧妙に下位の者に委譲され、尻尾は切られても頭には累が及ばないようになっている。 例えば、トップに[[権力]]や責任が集中すると思われがちであるが、手柄は権力とともにトップのものとなるが、失敗の場合の責任は巧妙に下位の者に委譲され、尻尾は切られても頭には累が及ばないようになっている。 衆愚政治である民主的議決では手柄の取り合い・責任のなすり合いが発生してしまい、見苦しいったらありゃしない。 **欠点 [#n103202f] とにもかくにもトップの資質に拠る。 始皇帝の高いカリスマ性やチトー大統領の厚い人望などは個人の資質であるため、代替わりが組織の崩壊に直結してしまう。さらにトップが[[馬鹿]]だと目も当てられない。アドルフ・ヒトラーのように[[キ○○イ>気違い]]であったり、徳川家斉のように子作りしか興味がなかったりすると、組織体制そのものが否定される方向に向かってしまい、反動的に衆愚政治を生み出しやすい。 また、家来の行動規範が「上が言ったから」になってしまうなど、[[バカ]]の育成に高い効果が得られる。 **脚注 [#pd4663d8] -ただし、トップ本人の迅速性・一貫性に依存する。 **関連項目 [#k234dbcb] -[[民主主義]] -[[独裁]]