#author("2018-04-04T13:44:20+09:00","","")

#author("2018-04-26T19:24:11+09:00","","")

[[ニュース]]

*外郭団体のヒラや部長も 定年迎えたノンキャリ組の選択肢 [#b07ad9d1]
https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/226/283/612333a471ddc783e5050a862daf11c420180331131300512_262_262.jpg

2017年2月、[[文部科学省]]のOBを使った[[天下り]]斡旋問題で、衆院予算委員会の集中審議に参考人として出席した[[文科省]]の人事課OBの嶋貫和男は、保険会社の顧問に就任し、月2日勤務で報酬は年収1000万円だったことを認めている。

[[文科省]]を退職後に一般財団に就職し、職員の再就職“仲介業”を始めたという。嶋貫はノンキャリアの職員だった。

ノンキャリが定年後に働く場合、2つの道がある。ひとつは再雇用で、退職者の6割が希望する。もうひとつが“[[天下り]]”だ。厚遇を目指してノンキャリの[[国家公務員]]や[[地方公務員]]が甘い汁を吸う。早期退職してこちらをチョイスするケースもあるからオイシイ選択といっていい。

[[公務員]]制度に詳しいジャーナリストの若林亜紀が言う。

「[[天下り]]先は民間と外郭団体が半々です。キャリアの再就職後のポジションは役員から部長クラスですが、ノンキャリはヒラから部長クラスでの就任です。得な[[天下り]]ができるノンキャリは、省内政治にたけた人や派閥の親分におねだりしています」

建設や郵便、鉄道関係の企業への再就職も多いという。

建設や郵便、鉄道関係の[[企業]]への再就職も多いという。


**年収は700万円超? [#j9d4ee9e]

「10年以上前ですが、[[セクハラ]]騒ぎで依願退職を余儀なくされた都庁職員が〈[[天下り]]がパーになった〉と裁判で逸失分の損害賠償を請求していました。その際、[[天下り]]先に行けていたと仮定して年収700万円で換算。[[天下り]]先が存在する実態が明るみに出ました。退職後の高待遇も保証されています」

東京都では監理団体(東京都歴史文化財団、東京動物園協会など33団体)の常勤役員78人のうち、都OBは48人、都の派遣職員は14人(2017年8月時点)と8割が都出身者と報じられている。

若林の取材で象徴的だったのはノンキャリの自衛隊員。50代で定年を迎えるため需要が多く、60歳定年組に比べ再就職先は充実しているという。

「銀行など金融機関の総務部や運転手が多いですね。駅の売店などを運営する会社にも枠があります。売店に立つわけではなく事務職採用。つまり、座っているお仕事です」

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