#author("2018-04-13T12:57:20+09:00","","")

#author("2018-05-07T20:01:34+09:00","","")

[[Dictionary]]

*完全自殺マニュアル [#q2dd271a]
完全自殺マニュアル(かんぜんじさつ -)は、医学知識を全く持たない某一ジャーナリストが[[自殺]]についての空想を語ったフィクションである。

**内容 [#q742ca51]
服毒、飛び降り、グモッチュイーーン、エクストリーム・雪山遭難など、[[私]]や[[あなた]]のような[[自殺]]未経験者・[[自殺]]ビギナーでもよく知っている代表的な[[自殺]]方法ごとに章分けされており、各[[自殺]]方法ごとに「致死率」や「痛み」などの数値評価が[[妄想]]され、章ごとに作者の空想が続く。

その空想によると、[[日本]]で出来る[[自殺]]方法では首吊りがベストな方法とされ、より楽に[[死にたい]][[根性]]なしや[[自殺]]未経験者は[[アメリカ]]の某博士の安楽死システムを求めて渡米するのがよいとされる。

その空想によると、[[日本]]で出来る[[自殺]]方法では首吊りがベストな方法とされ、より楽に[[死にたい]][[根性]]なしや[[自殺]]未経験者は[[アメリカ]]の某博士の[[安楽死]]システムを求めて渡米するのがよいとされる。


**信憑性 [#b7f3f25f]
前述のとおり、作者は文系出身の医学や薬学などの専門知識を全く持たない素人であり、この本があくまで空想に基づいたフィクションであることを理解すべきである。

たとえば、頚動脈切断についての説明で、「[[血>血液]]が天井まで吹き飛ぶ」という記述が見られるが、エクストリーム・イラク巡業でタリバンに拉致されたK田さんの首切断動画を見た[[私]]の経験からいくと、[[人間]]の首を生きたまま切断しても恐怖で動脈が萎縮してしまう可能性があるにせよ、[[血>血液]]が天井まで飛び散るということは無い。K田さんの首切断動画がたとえニセモノだったとしても、[[私]]が見たグロ動画の数は星の数ほどに及ぶのでこの点については自信がある。もっともこれは、[[血>血液]]が派手に飛んだほうが絵的に美しいという問題も忘れてはならない。あくまでフィクションなのである。

また、飛び降り[[自殺]]についても、「気持ちよかった」という[[自殺]]未遂者の証言を元にそのまま痛みの数値が低く設定されているなど、数値化しようとする試みは評価したいがデータそのもののリアリティに欠けることが少々残念であるが、あくまでフィクションである。 上記の首吊りも、確かに縄が正確に頸動脈を完全に塞げば気絶して楽ではある。が、大抵は塞がり方が不十分で「苦しいけど死ねない」という状況を何分も(体感時間では何十分も)続けなければならない。高所からやれば首が折れて即死だが、この本では「高度は関係なく、ベッドの手すりでも可能なカジュアルな手段」としている。どう考えても[[詐欺]]フィクションなのである。

**本の影響 [#j76c346f]
この本は、あくまでフィクションであることを見抜けない、[[空気の読めない]]自殺者(しかも多数)の参考になったといわれている。彼らは本の内容を信じてより楽で早く死ねる方法を遂行したに違いない。しかし、その通りに苦しまず死んでいったかどうか、その真相は今生きている我々には知る術は無い。もちろんそれは、筆者の計算通りであろう。

なお、ある情報によれば、筆者は執筆時点では一度も[[自殺]]に成功したことはないという。

関連項目
-[[エクストリーム・自殺]]
-完全他殺マニュアル - この本の翌年に発売された同ジャンルの本。
-完全失踪マニュアル - [[自分]]探しの小旅行から[[人生]]リセットまで扱うネタ本。精度は&color(white,blue){[ お察し下さい ]};。

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