#author("2018-04-29T14:24:32+09:00","","") #author("2018-05-02T08:50:37+09:00","","") [[ニュース]] *[[財務省]][[セクハラ]]否定 [[女性]]記者に調査協力要請という“恫喝” [#n2a57d71] https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/227/338/c313a81035ee5a089c788c93e793432a20180417142157070_262_262.jpg [[女性]]記者への[[セクハラ]]疑惑の渦中にある[[財務省]]の福田淳一(58)が全面否定した。疑惑を報じた週刊新潮は先週金曜(2018年4月13日)、福田の声とされる音声データを公開。与党内でもアウトと思われていたので驚きの声が上がっているが、[[財務省]]は次官をかばうだけでなく、記者クラブメディアに対し“恫喝”の逆襲に出たから唖然だ。 **福田はまさかの[[セクハラ]]疑惑全面否定 [#e5ed786a] 週刊新潮によれば、福田は[[女性]]記者に対し&size(20){''「抱きしめていい?」「胸触っていい?」「手、縛っていい?」''};などと[[セクハラ]]発言を繰り返していたという。音声データでも、ガヤガヤした店内ながらそうした発言が聞き取れる。さすがに与党でも「もうもたない」([[自民党]]幹部)、「対応は早い方がいい」([[公明党]]幹部)と辞任やむなしの空気だった。 ところが2018年4月16日昼すぎ[[財務省]]は、福田が「[[女性]]記者とこのようなやりとりをしたことはない」などと調査に答えたとする文書を発表。「名誉毀損にあたるとして、新潮社を提訴すべく準備を進めている」と全面対決まで示唆した。 さらに驚愕したのは、[[財務省]]が外部の弁護士に委託して調査を続けるとした上で、記者クラブ加盟各社の[[女性]]記者に対し、「協力」を要請したことだ。「一方の当事者である福田からの聴取だけでは、事実関係の解明は困難」だとして、新潮[[報道]]のようなやりとりをしたことのある[[女性]]記者がいれば、不利益は生じさせないから外部の弁護士に連絡して欲しい、というのである。「第三者による調査」や「協力」とは聞こえがいいが、実態は「[[セクハラ]]を受けたというのなら名乗り出ろ」という恫喝じゃないのか。 [[麻生太郎]]はこうした対応について、「弁護士が客観的に対処する」から適切だと、この日の参院決算委員会で発言していたが、詭弁だ。外部といっても[[財務省]]の顧問弁護士のうえ、[[女性]]記者が名乗り出られないのを見越しての対応なのは間違いない。現役記者のひとりがこう言う。 [[麻生太郎]]はこうした対応について、「弁護士が客観的に対処する」から適切だと、この日の参院決算委員会で発言していたが、[[詭弁]]だ。外部といっても[[財務省]]の顧問弁護士のうえ、[[女性]]記者が名乗り出られないのを見越しての対応なのは間違いない。現役記者のひとりがこう言う。 「記者クラブでは、夜討ちや夜回りの話は漏らさないのがルール。今回、どこかの社の[[女性]]記者がそれを破って週刊誌にリークした。しかし、調査に協力なんて無理ですよ。リークした社は、『出入り禁止』にされ、[[財務省]]の取材ができなくなる」 [[安倍晋三]]政権にすっかり手なずけられた大[[メディア]]だが、ここ最近はモリカケ問題で次々新事実を発掘、[[安倍晋三]]官邸や[[財務省]]は劣勢だ。今回の恫喝は、そうした大[[メディア]]の反[[安倍晋三]]姿勢を抑える効果も狙っているのだろう。 元[[NHK]][[政治]]部記者で評論家の川崎泰資がこう言う。 「これは明らかな脅しですよ。[[女性]]記者は会社を辞める覚悟を決めなければ名乗り出るのは難しい。会社側は官邸や[[財務省]]の顔色をうかがって『黙っていろ』と止めるでしょう。それが分かったうえで[[財務省]]は記者クラブ加盟各社の足元を見ている。本来、各社はタッグを組んで『これは脅しになりませんか』と正式に抗議すべき由々しき事態なのにだらしがない。[[安倍晋三]]恐怖[[政治]]がここまで来たことも記事にすべきです」 ここまでナメられて大[[メディア]]は黙っているのか。