「武士たるもの、切腹!!討死!!腹上死!!」
~ 死に様 について、皇 天繕
腹上死(ふくじょうし)とは、男子の本懐である。
腹上死は所謂突然死の一種であり、セックス中に死亡することを言う。狭義では男性は正常位女性は騎乗位のまま死亡した場合のみを指すが、一般的にはセックス中に相手の上で命と精力を使い果たし絶命することを広く指す。日常的にセックスを繰り返した結果衰弱して死亡する場合は腎虚と呼ばれ、腹上死には含めない。医学的には「性交死」と総括され、さらに死因ではなく死亡前の行動として扱われるため司法解剖を行った場合も診断所見に記載されることはなく「変死」となる。
腹上死が起こるメカニズムとしては心臓疾患が挙げられるが、セックスによる急速な体力消耗によるものも大きい。興奮して「疲労感なんざ無視が合理的」となっていた身体がオーガズムにより正気に戻った際、一気に生命維持が危険になるほど体力が枯渇し死に至るのである[1]。
腹上死に至るケースは数あれど、その比率は圧倒的にNLカップルの男性が多い。これは男性の性欲が強いからではなく、オーガズムが目に見えない女性は性に関して手加減を知らないからだと思われる。女性のオーガズムは個人差が大きく、一律で射精=オーガズムである男性とは根本から異なり「私が動けなくなるまで」というノルマを相手に求める傾向がある為に壊れるまで使ってしまうのである。
さらに男性はセックスにふけることを美徳とする文化があり、限界を越えても尚セックスをしようとして腹上死に至る事も多い。 また男性が腹上死する際には精液の代わりに赤い玉が出るという話もあるが、医学的な実証はいまだにされていない。