Dictionary

ストーカー

ストーカーとは、

これらが基本的な意味である。この他の意味として

がある。本記事は、1.について説明する。

http://dic.nicovideo.jp/oekaki/85958.png
君のこと、ずっと見つめているよ・・・・
おはようからおやすみまでね・・・・・!!

概要

典型的には、特定の異性に対して、好意または怨恨を抱いて、つきまとい等の行為を繰り返す者のことである。

恋人関係を解消された側による逆恨みで勝手に住居に押し入って、弁当を作ってあげたり(未練はあるが恨みはない軽めの場合)、ゴミをあさっていろいろ物色する悪質なものまでストーカーは様々である。聞き覚えのない相手から電話を何度も受けたり、拒否しているにも関わらず常軌を逸した執拗な絡み方をしてきたら危険信号。こうなるといつか相談を、ではなく、今すぐに自宅の最寄りの警察署・警視庁ストーカー対策室に通報すべきである。

女性が被害になるケースが多いが、男性が被害側としてニュースに取り上げられることもある。また異性とは限らず同性同士でのストーキング被害も報告される。

言葉の広まり

こういったつきまとい行為自体はかなり昔から存在している。しかし、「ストーカー」という呼び名の方はさほど古いものではない。

ストーカー(stalker)という言葉は古くからある英語であるが、この記事冒頭にあるように元々は「忍び寄る者」という意味合いでしかなく、「狩猟の際に獲物に近づく狩人」を表現するときなどに使用される言葉だった。現在のような「執着してつきまとう者」という含意は持たなかったのである。英語で「stalk」「stalker」が「つきまとう」「つきまとう者」という意味で使用されるようになったのは1990年代前半になってからだった。

アメリカでstalkerという新しい概念が広まりつつある」ということが日本に伝わってカタカナ語「ストーカー」としても広まりだしたのは、1990年代中盤から後半のことである。1995年にはアメリカでの「stalker」という概念について紹介する書籍『ストーカー―ゆがんだ愛のかたち』が和訳出版されており、これが先駆けのようだ。

そして1996年、「ストーカー」について雑誌記事で紹介されたり、「ストーカー」に関する映像作品が販売されるなど、日本でも急速に浸透し始めた。翌年1997年の1月発行の新語辞典『イミダス』1997年版には「ストーカー」が初掲載されている。

同じ1997年には『ストーカー 逃げきれぬ愛』『ストーカー・誘う女』と、プライムタイムのテレビドラマが2つも制作されている。これらのドラマが全国ネット放映されたことも、この言葉の普及を強力に後押しした。

さらに、この言葉を一気に「実際的な脅威」という認識へと押し上げた事件が1999年10月におきた埼玉の桶川ストーカー殺人事件である。ストーカー規制法が制定されたのもこの事件が原因である。

ネットスラング

一部、ネット上ではストーカー行為を行うこと、行う者のことを「STK」や「スネーク」と呼ぶ

法律関連

ストーカー行為等の規制等に関する法律 警視庁

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/stoka/stoka.htm

規制対象

1. 「つきまとい等」 2. 「ストーカー行為」

つきまとい等の定義

ストーカー行為の定義

同一の者に対し「つきまとい等」を繰り返して行うことを「ストーカー行為」と規定して、罰則を設けています。但し「つきまとい等」のア~エまでの行為にあっては、身体の安全、住居等の平穏若しくは名誉が害され、又は行動の自由が著しく害される不安を覚えさせるような方法により行われた場合に限ります。

ネットストーカー

インターネット上でストーカー行為を行うこと、者のことを「ネットストーカー」やこれを略した「ネスカ」という

ネットストーカー対策の部屋

http://www002.upp.so-net.ne.jp/dalk/higai23.html

ネット上でのストーカー行為も許されていない

「ストーカー規制法とインターネット」以降参照

シャイ=ストーカーの危険性

恋愛に関して臆病で相手に告白することができない。しかし、相手の事をずっと見ていたい・そばにいたいと思って、ついつい相手のことを付回してしまうというパターンもストーカーの一歩手前、あるいはストーカーである。

この場合も、本人は純愛と思い込んでいるため、ストーカーという自覚はない。以下、そのことがよくわかる記事主の体験談を初版記事から抜粋しておく。

想いを寄せる子にラブレターを渡そうとしてた。シャイな俺は下駄箱で彼女を待ち声をかけることも出来ずに彼女の家までつけて歩いていた。それでもピュアな俺は彼女に声をかけることは出来なかった。

そんな歯がゆい日々が続き、想いを伝えられないまま時間が過ぎた日の放課後。

担任の先生から呼び出しをくらった。

お前、ストーカーだから、●●●さんは迷惑してるんだよ!」



とんでもない濡れ衣を着せられてしまった。(編集者註:もちろんこれは濡れ衣などではない。彼は間違いなくストーカー行為を行っている。)

そして、俺は中学を卒業するまでストーカーと呼ばれ続けた。

どんな人がストーカーになりやすいのか?普通の恋愛との違いは?

一言で言ってしまえば、自己愛が極端に強すぎる人、そして自己を確立できていない人である。

例えば、

などなど…こんな価値観を持つ人は要注意である。

そして、健全な恋愛とストーカーの恋愛の違いは、たった一言で言い表すことが出来る。

健全な恋愛感情=「あなたが好き」

ストーカー的な恋愛感情=「あなたが欲しい」

この違いが分かる人は、おそらく大丈夫であろう。ストーカーになる危険性はほぼ無いものと思われる。

なお、前出のようにシャイな男性がストーカー気質であるとは必ずしも言えないが、自己を確立できておらず対外的な評価を異常に気にする人がストーカーに多いという点で、外見的には一見重なり合う部分もあると言えるかもしれない。

無論、ストーカーにはこれに限らず、複数の類型が見られる。詳しいことを知りたい人は各自ググって調べていただきたい。

ネタ的な意味

上記のとおり、他者を侵害してまで追従する行為が、迷惑行為としてのストーカーだが、創作品に対して心許せる身内などの熱い・過剰な心配もストーカーとしてネタにされることがある。

登場人物に何の関係もない視聴者からすればどん引きなのは確かかもしれないが、これについてあまりとやかくするとウザがられることもあるので注意したい。

関連項目


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