#author("2018-03-28T17:10:31+09:00","","")

[[ニュース]]


*初の中朝首脳会談が実現、両者の思惑は何か [#n6c3d954]

**[[金正恩]]が[[習近平]]のもとへ訪問 [#jffcbf3e]

[[中国]]を訪れた「[[北朝鮮]]人」は[[金正恩]]だった。[[中国]]政府は、[[金正恩]]が[[中国]]・北京を訪問し、[[習近平]]と初の首脳会談を行い、[[朝鮮半島]]の非核化に向けて協力していくことで一致したと発表した。



今回の訪問は、[[朝鮮半島]]情勢が大きく動く中、今後の展開に向けて[[中国]]、[[北朝鮮]]の思惑が一致したことが背景にある。



会談で[[金正恩]]は、「急速に前進した[[朝鮮半島]]情勢について、直接説明するのが筋だと思った」と訪問の目的を説明。その上で、[[朝鮮半島]]の非核化を目指す姿勢は変わらず、[[中国]]と共に対話で解決していきたいとの考えを強調した。



さらに、「米朝首脳会談を行う決意がある」と述べ、[[アメリカ]]の[[ドナルド・トランプ]]が会談に応じる姿勢を示したあと、[[北朝鮮]]側から反応がなかった中で今回、[[金正恩]]が自ら意欲を示した。これに対し、[[習近平]]も「[[北朝鮮]]の重要な努力を称賛する」と応じ、協力していくことを確認した。



また、今回、[[習近平]]は夫人とともに[[金正恩]]夫妻を歓待し、悪化していた中朝関係の改善も演出している。



[[韓国]]、[[アメリカ]]、[[北朝鮮]]の3者主導で歴史的会談が決まり、[[中国]]はいわば“蚊帳の外”に置かれた形だった。焦燥感があったことは間違いない。何としてもそれらの会談の前に[[金正恩]]と会談し、[[北朝鮮]]への影響力を持っているのは[[中国]]だということを示したい思惑があり、これに、[[中国]]の後ろ盾を得て米朝首脳会談に臨みたい[[金正恩]]がのったというのが背景にある大きな流れだとみられる。



その[[金正恩]]は2018年3月28日早朝、特別列車で中朝国境の丹東を越え、[[北朝鮮]]側へと戻っている。


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