#author("2018-04-03T09:12:56+09:00","","")

[[ニュース]]


*[[天下り]]の隠れみのと化した「官民人材交流センター」の悪辣 [#y5b461b0]

https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/226/282/55b208da78e1de5b825481404a41038d20180331131033147_262_262.jpg



[[天下り]]こそ[[官僚]]のウマミ――。ことあるごとに問題視されながら、[[官僚]]の[[天下り]]はなくならない。2017年、[[文科省]]の吉田大輔が早大教授に[[天下り]]していたことが発覚。その後、''62件の[[国家公務員]]法違反が判明''し、[[文科省]]は組織ぐるみで[[天下り]]システムを築いていた実態が浮き彫りになっている。



そもそも官民癒着や高額報酬への批判から、2007年に改正[[国家公務員]]法が成立。各省庁の[[天下り]]先斡旋は廃止し、再就職は「官民人材交流センター」に一元化されたはず。違うのか。



**政治評論家の有馬晴海が言う。 [#uc936406]

「センターの設置は、いかにも[[官僚]]らしい巧妙な仕組みづくりです。例えば、[[文科省]]のキャリア[[官僚]]がセンターに登録して利害関係のない証券会社に再就職すれば、[[国家公務員]]法に抵触することはありません。でも、それで終わりではないのです。2、3年証券会社で働いたキャリア[[官僚]]は、その後、少なからず文教関係に再々就職します。センターは、[[天下り]]の格好の“隠れ蓑”なのです」



**大臣官房が今も暗躍 [#a247162b]

なぜ[[天下り]]が習慣化されたかというと、キャリア[[官僚]]の出世と密接な関係がある。[[国家公務員]]Ⅰ種で採用されたキャリア[[官僚]]は、横並びで課長まで昇進する。しかし、その先はポストが減るため、早期勧奨退職制度によって“肩たたき”にあい、最終的に事務次官以外の同期はみな辞めるのが慣例だ。



「それでは多くの[[官僚]]の身分が不安で、大臣官房秘書課が再就職先を紹介し、斡旋するようになりました。それが、[[天下り]]です。そこに批判が当たっても、早期退職の流れは変わらず残っていますから、センターができても組織ぐるみの[[天下り]]はまだまだ行われています」(有馬晴海)



[[文科省]]の[[天下り]]問題では、藤江陽子が他省庁職員の[[天下り]]に関与していたことが明らかに。長崎輝章が東京外大特任教授に、小田克起が新潟大副学長に就任したのも、藤江の関わりが判明している。



タテ割りだった[[天下り]]が、ヨコに連なっているのだから悪辣極まりない。


トップ   編集 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS