#author("2018-05-02T17:07:55+09:00","","")

#author("2018-05-04T13:36:03+09:00","","")

[[ニュース]]

*審議は1回 [[小池百合子]]が密かに急ぐ“デモ封じ条例”の中身 [#uc757599]

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「ホントのこと言え」「[[佐川宣寿]]じゃなくて、[[安倍晋三]]がヤメロ」――。2018年3月16日夜も、そぼ降る雨の中、抗議の叫び声が鳴り響いた。官邸前には連日、公文書改ざんの真相究明と政権退陣を求めるデモに、数千人規模の国民が押しかけているが、数カ月後にはこの光景も見られなくなるかも知れない。

「ホントのこと言え」「[[佐川宣寿]]じゃなくて、[[安倍晋三]]がヤメロ」――。2018年3月16日夜も、そぼ降る雨の中、抗議の叫び声が鳴り響いた。官邸前には連日、[[公文書]][[改ざん]]の真相究明と政権退陣を求めるデモに、数千人規模の[[国民]]が押しかけているが、数カ月後にはこの光景も見られなくなるかも知れない。


理由は[[小池百合子]]が急ぎ足でこっそり成立をもくろむ東京都迷惑防止条例の「改悪」だ。

「盗聴防止強化の改正と言われていましたが、2018年2月に公開された案は、トンでもない代物で驚きました」(都議会関係者)

不意打ちの改悪は“デモ封じ”の仕掛けが満載だ。まず、条例案では、つきまといの規制強化が、現行の[[ストーカー]]規制とは次元が異なる。今月、条例案への反対声明を出した「自由法曹団」の船尾遼が言う。

「[[ストーカー]]規制法は『恋愛感情』でのつきまといが対象で、交際や復縁を迫るなど行為の態様からその感情を推認できます。ところが、条例案の要件の『ねたみ、恨みその他[[悪意]]の感情』はあいまいで、『[[安倍晋三]]ヤメロ』というデモの掛け声だって“[[悪意]]”とみなされる恐れもある。他にも、拡大解釈可能で恣意的運用につながる規定が多い“ザル法”です」

名誉毀損の成立もハードルが大きく下がる。現行刑法の名誉毀損罪は「公然と[[人]]の社会的評価を低下させること」が要件な上、被害者の告訴が必要だが、今度の条例案は、告訴が不要で「公然と」は抜け落ち、単に「名誉を害する」だけで成立。国会前や路上での抗議行動もSNSの発信も、捜査機関が「名誉を害した」と判断すれば即、[[逮捕]]だ。

■2018年3月29日にスピード採決

さらに「監視していることを告げること」も処罰の対象となり、張り込み取材やオンブズマンの監視活動も制約される。

こんな危険な条例案を2018年3月19日の都議会「[[警察]]・消防委」で、たった1回だけ審議し、2018年3月29日の定例会最終日には採決する段取り。施行は2018年7月の予定だ。

「現状、規制強化が必要な事態は生じていないのに、なぜ条例を改めるのか。立法事実が明らかではない。それでも成立を急ぐのは、今後の改憲に向け、『反対』世論の盛り上がりへの警戒ではないでしょうか。例えば、デモ参加者に『条例違反になりますよ』と注意するだけで、萎縮しますからね」(船尾遼)

落ち目の[[小池百合子]]が失地回復に向け、連日のデモに戦々恐々の[[安倍晋三]]をアシスト。「デモ封じ」で政権に恩を押し売りしているようにも見える。こんな“希代の悪法”を本当に成立させるのか。都議全員の良識が問われる。

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