#author("2018-04-05T10:44:38+09:00","","")

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*救命[[女性]]に土俵下りる指示 一連の対応に波紋も [#q5716f3a]

大相撲の春巡業が2018年4月4日、京都・舞鶴文化公園体育館で行われ、あいさつをしていた多々見良三(67)が土俵の上で倒れた。スタッフや観客らが心臓マッサージなどを施したが、その中に含まれた''[[女性]]に対して土俵から下りるようアナウンスがあった''。場内アナウンス担当の若手行司が、周囲の観客にあおられて慌てて口走ってしまったという。市長は命に別条はないが、精密検査を受けるために舞鶴市内の病院に入院した。



多々見があいさつを始めてから約2分が経過した午後2時6分ごろ、土俵の上で倒れた。場内は騒然となり、呼び出しやスタッフが土俵に上がり、観客とみられる複数の[[女性]]も加わって、心臓マッサージを施した。別の呼び出しがAEDを手にかけつけ、救急隊員が到着しかけた時、&size(20){''「[[女性]]の方は土俵から下りてください」''};との場内放送が繰り返された。[[女性]]は医療関係者との情報もある。市長は倒れてから約3分後、担架で運ばれた。



舞鶴市役所の広報課によれば、市長は病院に搬送されたものの意識はあって、命に別条はなく、応対もできるという。2018年4月5日にも精密検査を受けるため、そのまま舞鶴市内の病院に入院した。広報課は「土俵を下りるようにとの放送が2、3回あったと聞きました。市長はもともと外科医でタフ。周りの者もびっくりしています」と話した。



大相撲の土俵は古くから「女人禁制」とされており、この慣例に従った形だが、一連の対応は波紋を広げそうだ。地元関係者は「会場は騒然としていた。みんなが大丈夫かなと思っている時に、&size(20){''場違いなアナウンス''};だなと思った」と話した。



人命救助の場で、なぜそのようなアナウンスが流れてしまったのか。日本相撲協会の関係者によれば、一部の観客から「なぜ[[女性]]が土俵に上がっているんだ」との指摘があり、場内アナウンスを担当していた若手行司が慌ててマイクを通じて促してしまったという。



この日の春巡業は舞鶴市の市制施行75周年を記念して催されていた。



日本相撲協会の八角のご無事を心よりお祈り申し上げます。とっさの応急処置をしてくださった[[女性]]の方々に深く感謝申し上げます。応急処置のさなか、場内アナウンスを担当していた行司が「[[女性]]は土俵から下りてください」と複数回アナウンスを行いました。行司が動転して呼び掛けたものでしたが、人命にかかわる状況には不適切な対応でした。深くおわび申し上げます。


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