#author("2018-04-29T00:48:59+09:00","","")

#author("2018-05-17T17:54:50+09:00","","")

[[Dictionary]]

*独り言 [#w2e246ed]
独り言(ひと-ごと)とは、孤独に対する自己防衛反応である。

**概説 [#i4c2064e]
ここからはあくまで独り言だ。[[人間]]とは言語を媒介とする[[コミュニケーション]]によって社会を形成する動物であり、他の動物に比較して劣っている身体的能力を集団行動、いわば「群れる」ことによって補ってきた(集団行動には意思疎通が不可欠であることは言うまでもない)。しかし、時代が下るにつれ、生活環境の改善(生命の安全確保、生存技術の革新)によって種の生存率を向上させた結果、[[人間]]は個体ごとに生活様式の多様化を実現。人は基本的に一人であってもその生存が可能になり、必要に応じて集団を構成・解散するという、いわゆる「[[人間]]関係」の距離感を適切に保つ、いわゆる「社交」の知恵が生み出され、これが[[人間]]社会の合理化を加速される結果となった。しかし、必要に応じた距離感を保つことは逆に「集団で行動する理由」を常に要求することでもあり、基本的な生活形態として[[人間]]は孤独であることが前提となってしまったのである。かくして発せられ、交信する機会が減ってしまった言語は次第に衰退し、[[人間]]本来の強みであった[[コミュニケーション]]能力も退化する傾向にあると言われている。その危機に警鐘を鳴らす本能によって発せられる防衛反応こそが、相手もいないのに一人延々と言葉を発し続けてしまう状態、すなわち「独り言」である、という説がある。

**異説 [#i3a19289]
[[人間]]は言語(の出入力・交信量)によって自らの思考回路を絶え間なく構築および修復、増強し、他者と意思の疎通を図り、行動する生き物である。そのため、長時間にわたって言語を発さずにいると、思考回路が寸断されて退化し、果ては行動にまで重大な支障を及ぼすようになる。その状態がいわゆる「精神異常」であり、その言動も支離滅裂な(少なくとも自らの生存に何ら益しない)ものとなってしまう。そのため、たとえ[[コミュニケーション]]の相手がいなくても自ら言語を出入力(自分で話した言葉を自分で聞く状態)し、自らを言語使用環境下におくことで思考回路の保全、ひいては精神衛生の保持を図る防衛反応をとるのだが、それこそが「独り言」の本質である、という説もある。

**俗説 [#w7713e48]
また、何の根拠もデータもないのだが、[[人間]]が一日に交信(やりとり)するべき(少なくとも精神衛生を保つ上で)言語量が100として、その[[人間]]が仮に70しか言語を交信しなかったとする。その場合、不足分の30を放置して(言語を交信せずに)おくと、その30ずつ精神が蝕まれていく。その蝕まれた量がある水準(個人差は当然ある)を超えると発狂してしまう(であろう)ため、不足分の30を自分自身の独り言(つまり一人二役)によって賄うことで精神の安定を図っている、という説がないこともない。また、独り言はドイツ(独)語の事ではないかという説も誰かが唱えたらしい(確かに、何となく響きがモゴモゴしているような気もする)が、正直無意味なたわごとである。

また、何の根拠もデータもないのだが、[[人間]]が一日に交信(やりとり)するべき(少なくとも精神衛生を保つ上で)言語量が100として、その[[人間]]が仮に70しか言語を交信しなかったとする。その場合、不足分の30を放置して(言語を交信せずに)おくと、その30ずつ精神が蝕まれていく。その蝕まれた量がある水準(個人差は当然ある)を超えると発狂してしまう(であろう)ため、不足分の30を自分自身の独り言(つまり一人二役)によって賄うことで精神の安定を図っている、という説がないこともない。また、独り言は[[ドイツ]](独)語の事ではないかという説も誰かが唱えたらしい(確かに、何となく響きがモゴモゴしているような気もする)が、正直無意味なたわごとである。


トップ   編集 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS