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[[Dictionary]]

*衆議院 [#o9d56958]
衆議院とは、[[参議院]]とともに[[日本]]の[[国会]]を構成する議院である。下院に相当する。現在の定数は475人。

**[[大日本帝国]]憲法下における衆議院 [#hd4c3a01]
明治時代に行われた自由民権運動を経て、[[大日本帝国]]憲法成立の翌1890年(明治23年)に帝国議会の下院として成立した。

初期には直接国税を一定の金額以上納めていなければ、選挙権を得ることはできなかった。

時代を経るに連れてその対象金額は引き下げられていったが、1924年(大正13年)に第2次護憲運動の中で行われた第15回総選挙の結果、護憲三派[[内閣]](加藤高明[[内閣]])が成立し、この[[内閣]]において25歳以上の男子全員に選挙権を与える「普通選挙」が実現した。

第二次世界大戦の末期には[[台湾]]や[[朝鮮]]の人々へも選挙権が付与されたが、敗戦により実際に行使されることはなかった。敗戦後、GHQの指示により[[日本国]]憲法の成立を待たず、1946年(昭和21年)の第22回総選挙より現在同様の男女20歳以上による普通選挙が実施されるようになった。

[[第二次世界大戦]]の末期には[[台湾]]や[[朝鮮]]の人々へも選挙権が付与されたが、敗戦により実際に行使されることはなかった。敗戦後、[[GHQ]]の指示により[[日本国]]憲法の成立を待たず、1946年(昭和21年)の第22回総選挙より現在同様の男女20歳以上による普通選挙が実施されるようになった。


余談であるが、現在の[[国会]]でお馴染みの乱闘は明治時代から既に存在したようである。

**[[日本国]]憲法下における衆議院 [#ff5a508e]
現行の[[日本国]]憲法下では[[衆議院議員]]の選挙権は、満20歳以上の[[日本]][[国民]](男女)が有している。被選挙権は満25歳以上。任期は4年だが、衆議院の解散が行われると議員としての資格を失う。

[[参議院]]議員の任期が6年固定であるのに対して、[[衆議院議員]]の任期は4年だが解散もあるために、[[参議院]]より民意を反映しやすいとして、いくつかの優越が認められている(衆議院の優越)。[[内閣]]には不信任決議を突き付けることができる。その場合、[[内閣]]は10日以内に衆議院を解散して民意を問うか、総辞職しなければならない(憲法69条)。

多くの民主国家がそうであるように、[[衆議院議員]]も会派に所属して院内での[[政治]]活動を行うことが多い。概ね[[政党]]と重なるが、無所属の議員が便宜上(無所属だと質問なども行えない)、会派に所属する場合がある。

衆議院選挙は戦前から長らく中選挙区制が採用されてきたが、[[自民党]]が初めて野党になった細川護熙首相のいわゆる「非・自民」連立政権下の選挙制度改革で小選挙区比例代表並立制が採用され、これが現在まで続いている。

**関連項目 [#n0de34fd]
-衆議院議員総選挙
-解散権
-[[政治]]
-選挙
-[[参議院]]
-議事進行役

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