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#author("2018-05-23T10:58:30+09:00","","")

[[Dictionary]]

*豚丼 [#nfb28ece]
豚丼(ぶたどん)とは、[[豚肉]]を使った丼料理の総称である。

以下のような種類がある。
-1.[[豚]]のロースを焼いて甘辛いタレで味付けをし、ご飯に載せて食べる北海道帯広の郷土料理。
-2.[[豚肉]]とタマネギを煮込んだ具材をあたたかいご飯にかけて食べる丼。かつて[[牛丼]]チェーン店で販売。
-3.[[豚肉]]と[[キムチ]]とニラを炒めてタレで味付けをし、暖かいご飯に載せて食べる丼で、大阪に専門店がある。ただし、こちらは「とんどん」と読む(現在は表記も「とん丼」となっている)。http://www.mei-sei.co.jp/tondon-tei/

**概要 [#j162e422]
***1 十勝豚丼(帯広豚丼) [#m0a3fa16]
帯広発祥の豚丼は、主に[[豚]]のロースを炭火などにより焼いたものを甘辛のタレで味付けし、ご飯の上に載せ、グリーンピースや白髪ねぎなどを載せたものである。

古くは1933年にうな丼をヒントに開発されたとされ、開発者の元祖豚丼のぱんちょうでは松<竹<梅<華とランクがあるが、ランクによって変わるのは[[豚肉]]の枚数のみである。松が一番安いのは、[[松屋]]への意趣返し…ではなく、ぱんちょうの女将さんが「うめ」だからである。

十勝地方を中心に、北海道で広まっている豚丼はこちらを指す。 

***2 [[牛丼]]チェーン系豚丼 [#o826706c]
一般的に豚丼の愛称で通じるのは上記の豚丼ではなく、[[牛丼]]の最大手チェーン[[吉野家]]が牛肉BSE問題で[[牛丼]]の販売ができなくなったことから作られた、[[牛肉]]のかわりに[[豚肉]]を使用したものであろう。

当初は[[豚肉]]を調理するノウハウが無かったため不評だったものの、地道な改良により[[牛丼]]の販売を再開してからも人気メニューのひとつとして[[吉野家]]を支える柱となっている。また、[[吉野家]]以外の[[牛丼]]屋も豚丼を販売し、[[豚]]特有の味わいを堪能できることから人気を博している。

2011年12月、[[吉野家]]の豚丼が1の豚丼に近い「焼味豚丼 十勝仕立て」として販売を開始した(ただし設備の問題上、グリル設置のない小型店舗では提供なし)。

2012年1月9日付けで[[松屋]]が豚めしをメニューから外すことになり、[[牛丼]]チェーン店から豚丼は姿を消すこととなった。しかし[[牛丼]]に比べて安価である事や、豚丼の味の方が好みだという人も存在し、復活を望む声も多い。

その声を受けてか[[吉野家]]は2016年4月1日より従来通りの豚丼の販売を再開した(代わりに焼味豚丼の販売は終了)。また、[[松屋]]が時々期間限定で復活させている。

[[すき家]]も2015年4月15日より豚丼(読みは「とんどん」)の販売を再開しているが、こちらはBSE当時から味付けや盛り付けを大きく変えている。

***3 とん丼 [#n788e885]
大阪では、上記のどちらにも属さない豚丼(とんどん)が売られており、主に大阪学院大学の学生たちのソウルフードとなっている。もっとも、大阪らしく、郷土料理ではなく、どちらかというと個人商店が独自性を出すために創り出した料理というべきか。かつては千日前などに支店があったのだが、現在は本店のみの営業である。

[[豚肉]]、鶴橋で製造された[[キムチ]]、そしてニラを中華鍋で炒めて甘辛いタレで味付けする。甘辛いタレといっても、[[キムチ]]を炒めているので当然ながら辛さの方が圧勝しているので苦手な人は注意。「小盛」から「メガ」まで5段階のサイズから選べる。

なお、「[[豚肉]]を中華鍋で炒める」という製法は同じだが、[[キムチ]]とニラの入っていない「焼肉丼」(ただし[[豚肉]])もある。辛いのが苦手な人はこちらをどうぞ。

なお、「[[豚肉]]を中華鍋で炒める」という製法は同じだが、[[キムチ]]とニラの入っていない「[[焼肉]]丼」(ただし[[豚肉]])もある。辛いのが苦手な人はこちらをどうぞ。


**関連項目 [#j00f29aa]
-料理の一覧
-丼物の一覧
-帯広市
-郷土料理

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