#author("2020-03-24T17:26:34+09:00","default:egashira","egashira")
[[CentOS7]]

*ssコマンド [#jf65ffb1]
「ss」コマンドは、ネットワーク通信で利用する「ソケット」についての情報などを出力するコマンドです ※1。従来はnetstatコマンドが使用されていましたが、現在はssコマンドへの移行が進んでいます。

|BGCOLOR(black):COLOR(white):|c
|[root@localhost ~]# ss [オプション] [フィルター]|

|BGCOLOR(black):COLOR(white):|c
|[root@localhost ~]# ss -natu|

**ssの主なオプション(表示対象関係) [#q0ae91fa]
|短いオプション|長いオプション|意味|
|-fソケット|--family ソケット|表示するソケットの種類(ファミリー)をunix、inet、inet6、link、netlinkから指定する|
|-x|--unix|UNIXドメインソケットを表示(-f unix相当)|
|-4|--ipv4|IPv4のソケットだけを表示(-f inet相当)|
|-6|--ipv6|IPv6のソケットだけを表示(-f inet6相当)|
|-0|--packet|パケットソケットを表示(-f link相当)|
|-t|--tcp|TCPソケットを表示|
|-u|--udp|UDPソケットを表示|
|-d|--dccp|DCCPソケットを表示|
|-w|--raw|RAWソケットを表示|
|-a|--all|接続待ち状態(LISTEN)のソケットと接続待ち状態にないソケットの両方を表示する|
|-l|--listening|接続待ち状態のソケットだけを表示する|
|-N|ネームスペース|--net=ネームスペース	指定したネームスペースに切り替える|
|-A|クエリ|--query=クエリ, --socket=クエリ	対象をカンマ区切りで指定する(all、inet、tcp、udp、raw、unix、packet、netlink、unix_dgram、unix_stream、unix_seqpacket、packet_raw、packet_dgramから選択)|
|-F|ファイル名|--filter=ファイル名	フィルターの指定をファイルから読み込む|

**ssの主なオプション(表示内容関係) [#h950a6cc]
|短いオプション|長いオプション|意味|
|-n|--numeric|サービス名の名前解決を行わない(ポート番号を表示)|
|-r|--resolve|名前解決を行う|
|-e|--extended|詳細情報を表示|
|-o|--options|タイマー情報も表示する|
|-m|--memory|各ソケットのメモリの使用量も表示する|
|-p|--processes|ソケットを使用しているプロセスも表示する|
|-Z|--context|-pオプションに加えてセキュリティコンテキストも表示(SELinux)|
|-z|--contexts|-Zオプションに加えてソケットコンテキストも表示(SELinux)|
|-i|--info|内部TCPの情報も表示する|
|-s|--summary|ソケットの種類ごとに本数を表示する|
|-D|ファイル名|--diag=ファイル名	RAW情報をファイルに出力する(画面には何も出力しない)|


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